11月10日(日)の午前中、まいまい京都さんのミニツアー「【東山】図書館女史とめぐる、現代小説の舞台☆ ~森見登美彦、万城目学、内田康夫…小説家が描いた東山へ~」というコースに参加してきました。
読書が趣味のわたしにぴったりのコースと言えそうで森見登美彦氏、万城目学氏なんかも好きですからこれは是が非とも参加を!ということで申し込んだ訳です。
この日のガイド役はまいまい京都初登場の 桂まに子さん(京都女子大学図書館司書課程専任講師)です。
今回は特に
森見登美彦著『有頂天家族』
万城目学著『ホルモー六景』
内田康夫著『壺霊 上・下』の舞台を歩いて見ようという企画です。
予定コースは
京阪「清水五条」→宮川筋 → 松原通 → 幽霊子育飴本舗 → 六道珍皇寺 → 東山図書館 → 安井金比羅宮 → 八坂神社
となっています。
この日は朝から生憎の空模様。
ちょっと残念ですが、致し方有りません。
集合場所でもある京阪清水五条駅にて桂先生からどの本を読んだのか分かるようにシールを事前に貼って交流出来るようにネームプレートのようなものを渡されました。全部読んでいる人も、まったく読んでいない人もおりました。全く読んでいない人出もだいじょうぶ!との先生のお言葉にホッとしたのは言うまでもありません・・・。
いわゆる「京都」っぽい雰囲気の宮川町周辺。
そこを皆でそぞろ歩きします。ミステリーの舞台にはこんな天気の方が似合う?!
幽霊が毎夜飴を買いにきたお話が残る幽霊子育飴本舗の飴。
「壷霊」にも登場する有名店です。こちらの店主はなんと20代目!
ちなみにここのお話はゲゲゲの鬼太郎が出来るきっかけでもあります(ハカバキタロー)。
小説「壷霊」に登場するスポットなどを歩いてまわりやってきたのは六道珍皇寺です。
過去には埋葬地へつづく道であったり、閻魔大王がいる冥界へ通ずる場所とされていたりと色んな逸話が有り小説の題材には事書かないこの辺り。
六道珍皇寺が度々登場する「有頂天家族」のアニメ化も功を奏して観光客が増えたそうです。
アニメのポスターが本堂にも貼ってあります。
その後東山図書館にお邪魔し、桂先生セレクトの京都本を紹介していただいたり館内をうろうろしてみたり。
さらには京都の縁切りスポットとして超有名な安井金毘羅宮さんへ。
悪縁を切り、良縁を結ぶということで始終賑わっています。ここも今回の小説達の舞台です。
要所要所で小説の引用部分を先生が朗読。実際にその場所に来てその部分を読んで行くとなんだか不思議な気分です。作家さんたちがきっちり下調べをして作品にしているのがよくわかりますね。距離感だとかその場の空気だとか、文中のそういう部分です。
ちなみに、この安井金毘羅宮の写真、お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが普段となんだか違っていません??先日の大雨の際に貼られたお札がダメになったようで一端すべてはがされた様です。
なので普段と違って「こんもり」していないんですね。
あと、事務局のAさんに教えられこんな狛犬?おさる?を発見!
なんか(´・ω・`)ショボーン ってしていますね。かわいいですねえ。癒されますねえ。
怨霊伝説の崇徳天皇御廟へよってゴールの八坂神社へ。「ホルモー六景」では楼門前の階段に腰掛けるシーンが有ります。
今回は雨のため写真が少なめですが「小説」というフィルターを通して新たな発見が有った東山コース。これは面白かった!!!!ということで第二弾、是非共期待しています!
わたしは思うに、森見登美彦の「四畳半神話体系」、「有頂天家族」がらみで下鴨神社、出町柳中心に組んで欲しいですねえ。かなり濃い内容で出来そうです。どちらもアニメ化されましたし、小説とアニメーションのアプローチの違いなども楽しめそうです。
桂先生が開催されている「京都東山 図書館から始める文学まち歩き」というものも面白そうなのでこれまたチャンスが有ったら参加してみたいと思っております。
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