リテールマーケティング検定二級のテキスト「リテールマーケティング検定2級問題集part 1、2」の内容をもとに、僕が勉強したことをこのブログにまとめていきたいと思います。また、このブログにおいての僕の目標は、リテールマーケティングを全く知らない人も理解できるようなブログにしていくことです。

講義2小売業の構造変化と業態変化

小売業態変化に関する理論仮設

これまでに小売業の業態の変化を説明する理論や仮説がたくさん考えられてきました。その一部を解説していきます。

小売の輪の理論…1958年にマクネアが提唱した理論。小売業の展開の背景には、「低コスト低マージン価格訴求型の小売業」と「高コスト高マージン非価格訴求型の小売業」を繰り返してきたというものがあるという理論。

マージン…利益のこと。

価格訴求…価格を安くすること。

アコーディオン理論ホランダーが提唱し、小売業の展開を品揃えという視点から見た理論。商品の「専門化」と「総合化」を繰り返してきたという理論。

真空地帯理論ニールセンが提唱した理論。例えば、商品の価格とサービスの水準が低、中、高のレベルの小売業がそれぞれ一つずつあるとすると、消費者選好度が一番高いのは中レベルの小売業となる。そして、低レベルの小売業は中レベルの小売業に業態を近づけ、高レベルの小売業も中レベルの小売業に業態を近づけて、顧客を奪おうと行動する。その結果もともと低レベルと高レベルの小売業を利用していた顧客は取り残される形となり、その顧客たちを狙った新しい低レベルと高レベルの小売業が出現することになるという理論。

リーガンの仮設リーガンが提唱した理論。「製造業の製造コスト」と小売業のサービスコスト」という二つの要素をそれぞれ、低、中、高の三つのレベルに分け、その組み合わせの段階数が増加するにつれて小売業が発展してきたと説明する理論。
弁証法的仮説ヘーゲルが提唱した理論。既存の小売業と改新的な小売業の二つの要素を含んだ、新しい小売業が生まれるという理論。つまり、小売業の製造コストと小売業のサービスコストの寒気が多様化することで、小売業が発展してきたということ。
同化…既存の小売業が革新的な小売業の特徴を模倣すること。
退化…新規の小売業が既存の小売業の特徴を持つこと。
異常発達…小売業間の競争が緩やかになると、病的に成長した小売業が出現する、
収斂…小売業の業態が一つに収束すること。例えば、セルフサービス方式の形態を様々な小売業が活用していく様など。
適応行動理論ドリースマンが提唱した理論。経営環境の変化に最も対応できる小売業が最も繁栄するという理論。
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講義1 流通と小売業

流通…生産者が作った商品が、消費者に行き渡る流れ。

流通の全体の流れを表すと、生産者→卸売業者→小売業者→消費者という流れになっている。
その流通には、商流、物流、情報流の三つの流れがあり、それぞれの役割によって、商品が消費者のもとに届けられる。

商流…商品の所有権が人から人へ移転する流れ。

物流…商品が人から人へ移転する流れ。

情報流…流通に関する情報が人から人へ移転する流れ。

商流に関する説明
1、商流の機能

商流には所有権移転機能と危険負担機能の二つの機能がある。

所有権移転機能…売買という方法により、商品の所有権が買い手に渡る機能。普通の買い物ってこと。

危険負担機能…商品とお金の交換が同時に行われない場合、買い手または売り手のどちらかが危険な取引(確実に成立するか分らない商品またはお金の取引)をするという機能。

2、様々な商流の形態

買取仕入…小売業が商品を卸売業者から買った(卸した)時点で、商品の所有権が小売業に移転する形態。

消化仕入…卸売業者自身が自社の商品を小売業者に卸さずに小売店で販売する。その商品が売れた時点で、小売業者が卸売業者から商品を仕入れたことにし、商品の所有権が卸売業者から小売業者へ、小売業者から消費者へ移転する機能。商品の所有権は最初から小売業者に無いので、小売店で売れ残った商品を卸売業者が回収することになる。

委託仕入…卸売業者は自社の商品を小売業者に卸さず、小売店に商品の販売を委託し、卸売業者は小売業者に手数料を支払う。それによって商品の所有権が卸売業者から消費者へ移転する機能。商品の所有権は最初から小売業者に無い。

3、商流と流通金融

お金と商品の交換が同時に行われない場合、それをつなぐ流通金融がある。流通金融には企業間流通金融と消費者と企業の間の流通金融がある。企業間流通金融には主に企業間信用とリースがあり、消費者と企業の間の流通金融には主に販売信用と消費者金融がある。

企業間信用…企業間の取引において、買い手の企業が信用販売会社の仲介を経て、売り上げや仕入れの額に応じた債務を持ち、買い手の企業は後払いという形で商品を入手する。

リース…賃貸借取引のこと。買い手企業が商品を買わずに、売り手企業から商品を借り続けることで、いくらか安く商品を使用することができる。主に有形固定資産(会社で使う車、パソコンなど)がリースに当てはまる。

販売信用…消費者が信用販売会社の仲介を経て、商品の購入を信用販売会社に任せる。その後、消費者は一定期間の猶予を経て、信用販売会社に商品の代金を支払う。つまりクレジットカード支払ってこと。

消費者金融…消費者金融が消費者一人一人にお金を貸し付けるもの。

物流に関する説明
1、物流の機能

物流には輸送機能と保管機能がある。

輸送機能…空間のズレを橋渡しする機能。

保管機能…時間のズレを橋渡しする機能。

物流の活動をするのは荷主企業と物流専門企業である。荷主企業が物流専門企業に輸送機能を委託するのに対し、荷主企業から保管機能を委託される倉庫業というものがある。

荷主企業…生産者、卸売業、小売業。

物流専門企業…トラック運送企業、鉄道業、海運業、航空業など。

2、物流活動全体の流れ

物流活動の全体の流れを表すと、調達物流→生産物流→販売物流→回収物流という流れになっている。

調達物流…原材料や商品の購入に関わる物流。

生産物流…企業内物流とも言われ、メーカー(生産者)なら、自社工場から自社倉庫へ商品を、卸売業なら、自社拠点物流センターから自社デポへ商品を移動する物流。

デポ…販売としての場所を併せ持つ倉庫。

販売物流…商品をお客の所まで届ける物流。

回収物流…返品容器やリサイクル・リユース出来る資源の回収のための物流。

3、物流活動の構成要素

長距離の財(商品)の移動を輸送、短距離で顧客の注文に応じた財の移動を配送という.

荷役活動…工場や倉庫などでの搬出入作業。

ユニットロード・システム…輸送する荷物をあらかじめ標準単位にまとめるシステム。

流通加工…流通過程において財の価値を高める活動。

流通倉庫…一時的な保管に適した倉庫。

貯蔵倉庫…長期的な保管に適した倉庫。

工業包装…荷役便宜性を高める包装。

商業包装…商品の見栄えなどを良くするための包装。

情報流に関する説明
1、情報流の機能

消費者が商品に求める情報を生産者に伝えること、生産者が商品の情報を消費者に伝えること、そして価格などは生産者が市場の動きを見て決めることが機能にあたる。

2、情報流の種類

情報流には取引情報、物流情報、市場情報、販売促進情報などがある。

取引情報…商流についての情報。

物流情報…輸送、包装、保管、流通加工に関する情報。

市場情報…重要情報と競争情報がある。

重要情報…最終消費市場の需要動向に関する情報。

市場情報…同じ市場で競争する企業や店舗、商品に関する情報。

経済循環システム

取引総数単純化の原理…例えば6人の生産者がそれぞれに一つの商品を作る。その6人の商品全部を欲しがる消費者が6人ずついるとする。直接流通により、生産者が消費者に直接商品を渡したとすると、6×6=36回の取引が行われ、消費者にとっても生産者にとっても手間になる。そこで、卸売業者が生産者と消費者の間に仲介することで、総取引数を卸売業者が一つに総括した間接流通によって、総取引数が6+6=12回になる。

集中貯蔵の原理…各々の小売業が分散的に在庫を持たず、卸売業者が仲介的に在庫を保有することによって、小売業の持つ在庫を減らせて、流通費用も節約できるというもの。