見えるかな あなたのとなりに 希望の灯
昨日の夕方娘がちーちゃんとかあくんをつれてやって来た。 お父さん今日なんの日か知ってる?当ったり前だ!あの時間になった時、ちゃんと黙祷したぞ。あのときさー、思い出したよねー、正月にはしゃいでボウリング行って骨折したのよねで、松葉杖ついてプラブラ遊んでいて震災がきたのよね!日頃の行いよ!チョロチョロ、ウロウロしてるもんねーギャハハハハ……思い出したくないことをペラペラしゃべる!うちの家系の女たちは一言、二言、三言、四言多すぎる❗気を付けてよね!コーヒーショップなんかへでかけて滑って転んで頭を打ったら大変なんだから‼返事は?! うるさいなー 頭が痛くなるから帰れ❗用があるから来たのに帰れっていうなら帰るわよ!ハイ!!!サヨウナラ~!ここでちいちゃんに止められて水をゴクゴク飲んで、乾燥するわーここ!自分が不利になると相手に構わず勝手に話を変えるとこなどばあさんそっくりだ。するとちいちゃんが、おじいちゃんは目が疲れて本読むのイヤだっていってたから、なんかいいものないかなぁーって思って良いものみつけたよ❕❗と言ってちいちゃんの愛読書『新解さん』を届けてくれた。やっぱり気が合うな➰以心伝心流石ワシの孫!頭をなでたらそんなことよりかあくんのお話もきいてあげてよ。、。おとなしくしているかあくんを見るとベッドについたゴミやパジャマの毛玉をひっばりとっている。ワシの肩や背中にも手を伸ばし、毛玉をとってはつける、とってはつける‼をずーっとくりかえしていた。ゴミはつけるなよーと言うとかあくんがやっと口を開いた。おのね、ゴミじゃないんだよ。ゴミとちがくてあれだから大丈夫なの。あれってなんじゃい?おじいちゃんには 見えないけど僕がつけたのはごみじゃなくて 『希望』 っていうものだからね。震災の日の昨日、どこかで聞いてきた話なのかもしれない……なんだか、ちょっとうれしいやら、かわいいやら、頼もしいやら涙ぐんでしまった。頭をなでようとしたら、帽子かぶって、マフラーまいて娘が帰り支度させていた。まったく、デリカシーのかけらもない娘だ!娘はワシの背中をバンバンと叩くと左がにぶくても、一つしかない背中は右と左をつないでるんだからそのうち感覚が戻るかもしれないよ。そしたら背中もかゆくなるかもね。かゆくなったら孫の手買ってあげるよ❗アハハハと豪快に笑い、かあくんとちいちゃん二人の孫の手をとって帰っていった。ワシはその頃から背中がほかほかと温かい気がするんだが、娘に叩かれたせいなのか、かあくんがつけてくれた『希望』のせいなのかかんがえている。かあくんが背中につけてくれた『希望』が見えるといいなあ。家に帰ってもいいよとお許しもらえるといいなあ。。。。