かなり久しぶりのブログです。

大事な事を書き留めておこうと思います。


2022年7月23日

虹の橋を🌈渡りました。

甲状腺癌でした。

わかった時には首には腫瘍がいっぱいで

心臓の近くまで腫瘍があり、肺転移もありました。


顔がたびたび腫れるので、

動物病院には通院していて、

アレルギーと診断されて、

ステロイド飲んでいました。


今思えば、アレルギーではなく、

病気のせいだったのかもしれません。


伏せてるなつの手を握り、

「何でこんなことになったんやろ」と、

涙する母ちゃんの手を懸命に舐めてくれ、

涙も舐めてくれた。

なつに顔を舐められたのこれが最初で最後。

物言わぬとも、全てを理解したかのように感じられる瞬間でした。


今日の一日も明日の一日も貴重な日です。

 死ぬまでの一ヶ月間ぐらいの散歩は楽しかったなぁ、気道が狭くなって、ご飯も食べれず、水も飲めず、咳や嘔吐も激しく。そんな中でも初めて行った所では軽快に歩く姿を見せてくれたね。徐々に抱っこ散歩になったけど、いっぱいお話ししながら歩いたね。


買い物と入浴と他の子の散歩以外の時間は

一緒の部屋で過ごすようにして、

夜も同じ部屋で寝ていたけど、

母ちゃんの布団には足を乗せることもなかった。息苦しさから夜中も立ちっぱなしで眠ることもできなかった日々。

夜中なつの苦しそうな息が聞こえ

目を開けると、

なつが母ちゃんの顔見てた。

それは、幼い頃に母が寝顔を見ていたような。妙な安心感でした。


日に日に弱っていくなつと過ごしながら、現実を受け入れるべき心を整理しながらの毎日。

 それは悲しいことだけれど、何でもなかった日常がどんなに有難く幸せなのかを味わえました

温厚でマイペースでお茶目な性格は

うちの子そのもの。

子供達と兄弟みたいに一緒に育って

あっという間にさきに歳とって

母ちゃんまで追い抜かして

先に逝ってしまって、、、


呼吸苦で動物病院では

安楽死も提案されたけど、

クリクリお目目で見つめられると、

連れて行けるわけもなく、

ヨタヨタでも一生懸命に歩いて、

必死に呼吸してるんです、

動物病院には行くのを一切

やめてしまいました。

なつには苦しい思いをさせてしまったけど、

最期までよく頑張ってくれたね。


食べ物一切受け付けない日が続いて、

匂いだけでもえずく。

なのに亡くなる前の日は

夜ご飯は、

嘘みたいに食べたよね。

小松菜とササミとご飯の炊いたの。

無理かな?と思いながらも口元に持っていったら食べた!母ちゃんの手から次々食べるから、

お椀に入れてあげたら、やっぱり食べた!

嬉しかったなぁ〜。

母ちゃんに顔見せないように、

すみに顔を突っ込んだりもしてたね。

辛い顔見せたくなかったんかな。


最後の日の朝、母ちゃん寝てたら

フラフラなりながらも、寝顔覗きに来てたんやね。父ちゃんから聞いた。 

母ちゃん起きたら、台所に立つ父ちゃんの後ろで倒れてたなつ。母ちゃんの姿見つけて、自分でテーブルの下に移動してまた倒れて、そのまま意識飛んでしまった。

起きるの待っててくれたんやな。

ありがとう。

その後、子供たちともお別れのご挨拶して、

横に寝かせて、手を握り、胸に手を置き鼓動を感じていたら、次第に、、、

家族全員に見守られながら、、、


最期の瞬間まで寝たきりになる事もなく、

フラフラっと力なく倒れても、またシャキン!っと立ち上がって、大丈夫!とでも言ってるかのような姿。

一声も鳴くこともなく、呼び声上げることもなく、

その姿は立派でした!


なつのお陰で母ちゃん後悔ありません。

欲を言えば、もう少し一緒にいたかったなぁ


母ちゃんが初めて迎えたワンコ。

なつ。

気立の良いあなたがいたから、

面倒見の良いあなたがいたから、

こんな大家族となり、

とても楽しい毎日を過ごすことができました。

感謝でしかありません。



なつ〜

母ちゃんがそっちにいった時には

笑顔で走って会いに来てや〜

それまで、しばしのお別れです。


なつの事を可愛がって下さった皆様、

お世話になりありがとうございました。


赤根川辰巳荘出身 

11歳11ヶ月 なつ🌈へ