祈りは私たち人間が生み出すことのできる最も強力なエネルギーです。それは地球の引力と同じ現実的な力です。
祈るとき、私たちは宇宙を回転させている無尽蔵の原動力とつながるのです。
(アレクシス・カレル フランス外科医・1912年ノーベル医学生理学賞受賞)
コンにちは。
銀狐のブログへようこそ~
ご訪問ありがとうございます
松本零士さんは今も現役でご活躍中。
今度マンガの方も特集がでるって聞きましたよ。
アトム、リボンの騎士、ジャングル大帝レオ。
999、ヤマト、ハーロック。
キラ星のごとく心に残っている物語✨
版画を見ていると、アニメや漫画をみてストーリーにドキドキしたことを思い出しました。
人ってやっぱり夢を見ることが大切ですね。
おおっと。
肝心の手塚治虫さんの本の紹介がまだでした!
昭和21年17歳でデビューし、平成元年、胃癌で他界するまで実に多くの作品を残してくれた漫画界の神様、手塚治虫大先生。
この本は、執筆途中で絶筆となった貴重な一冊です。
ですので原稿に加え、講演やテレビ、雑誌での発言を加え出版されました。
装丁は宇野亜喜良氏。お馴染みの魅力的な人物像は封印、いたってシンプルです。
手塚さんが全作品に込めた永遠のテーマである「生命の賛歌」、そこへ至るまで幼少期からの出来事、思い出、時代背景が事細かに語られています。いじめられっ子だった少年時代や戦争のこと、マンガとの出会い、作品に込めた想い、裏話…。
そしてなにより、地球や生命、人類への愛。未来予測からの懸念。
ぼくたちは日ごろ、自分の力で生きていると思いこんでいますが、この大宇宙に満たされた目に見えないエネルギーが、ぼくたちを生かしてくれているという気がしてなりません。この途方もない永劫を生きる宇宙生命の一粒が人類なのです。
ちっぽけかもしれないが、極小から極大までを生きる宇宙全体がつながっている、呼応していると思うと、どこかホッとするような安心感は湧いてきませんか。
大宇宙の孤独に耐えて、ガラスのように壊れやすく、美しい地球が浮かんでいる。戦争の爆弾の火や、緑が後退して砂漠化が進む荒廃ぶりなど、まるで自分が神のように眼下に見えてしまう衝撃。そして、人間のはかなさが手に取るようにわかってしまうのにちがいないのです。
宇宙の果てしない闇の深さにくらべ、この水の惑星の何という美しさでしょう。それはもう、神秘そのものかもしれません。
ひとたび、そんな地球を宇宙から見ることができたら、とてもそのわずかな大切な空気や緑、そして青い海を汚す気にはなれないはずです。
だから、ぼくは宇宙ステーションや月面で生まれ育った子どもたちに期待しているのです。
彼らは生まれながらに、宇宙での人間の小ささ、力を合わせていかねば生きられないこと、そして、人間がいちばん偉いのではないこと、眼下の地球に生きる動物も植物も人間も、みんな同じように生をまっとうし、子孫を生み続けていく生命体であるのだと、まっすぐに受けとめることができるように思います。
私たちの何歩もの先の眼差しを持っていた作家から、今を生きる私達への渾身のメッセージです。
ぜひ読んでみてください。
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最後にキャンペーンに乗っかって♪
お願いごとは「世界平和」☆
スケール大きめですが…。
銀狐かずきの「かずき」は「和祈」。
平和を祈る温厚なきつねなんです~♪
ガラスの地球を救え―二十一世紀の君たちへ (知恵の森文庫)
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