未だにそう思うよ。
あの時のあのヒトには
ちゃんとカワイイ彼女さんがいて
ぁたしはぁたしで
恋愛に疲れたから暫くはお休み、って決めてたのに。
気付いたら、
あのヒトとぁたしは、1回寝た後で。
お互い、自分では見えない何かを
相手の中に見てる気分だった。
まだ、夏の来ない、湿った世界の中。
空気中に漂う水滴の中に、
お互いのオブスキュラを覗いてる。
それが実像か虚像か、なんて、
ぁたしには関係なかった。
あのヒトがぁたしのアパートの部屋に
飛び込んで来るまでは。


