君がいて、
僕がいて。
当たり前だと思っていたけれど、当たり前じゃなかったんだ。
当たり前だと思っていたモノは
奇跡そのものだったってことに、ようやく気づいたんだ。
「君の笑顔は世界を救うよ」
そう言った時、君は「そんな訳無いよ」って、あの笑顔で言ったね。
君はああ言ったけど、僕は今でも信じてるよ。
君の笑顔の持つチカラを。
当たり前な日々に終わりを告げたあの日、「ばいばい」って笑って手を振った君だけど、その朱く染まった頬に、涙が溢れていたのを、僕は知ってるよ。
それでも強がりな君だから、最後までいつもの強がりな君でいてほしかったんだ。
…ホントは、抱きしめてしまいたかった。
なんて、もう遅いね。
夕日のオレンジの中、そっと下ろした手のひらで、頬を拭った。
僕がいて。
当たり前だと思っていたけれど、当たり前じゃなかったんだ。
当たり前だと思っていたモノは
奇跡そのものだったってことに、ようやく気づいたんだ。
「君の笑顔は世界を救うよ」
そう言った時、君は「そんな訳無いよ」って、あの笑顔で言ったね。
君はああ言ったけど、僕は今でも信じてるよ。
君の笑顔の持つチカラを。
当たり前な日々に終わりを告げたあの日、「ばいばい」って笑って手を振った君だけど、その朱く染まった頬に、涙が溢れていたのを、僕は知ってるよ。
それでも強がりな君だから、最後までいつもの強がりな君でいてほしかったんだ。
…ホントは、抱きしめてしまいたかった。
なんて、もう遅いね。
夕日のオレンジの中、そっと下ろした手のひらで、頬を拭った。