入院中、一番辛かったのは時間との戦い。
とにかく、暇。
時→看護士さんによる赤ちゃんの心音チェック
時→朝食
時→モニターによる赤ちゃんの心音チェック
時~ベッドの上で安静
時→昼食
時~ベッドの上で安静
時→夕食
時→看護士さんによる赤ちゃんの心音チェック
時→消灯
毎日、だいたいこんな感じだった。
食事とトイレ以外は、ベッドの上で安静の日々。
トイレ行くにも、常にペットのように点滴がまとわりついて自由に動けない。
テレビもない。いや、娯楽がない。
お風呂も3日に1回しか入れない。しかも、主治医がダメといったら入れない。
点滴のせいで、血管がもろくなり血管が痛む。しかも痒みも伴う。
看護士さん以外と、1日誰ともしゃべらないことも頻繁にある。
毎日毎日同じことの繰り返し。
入院続行が決まってから、しばらくは、
こんな毎日がいつまで続くのか先が見えず、家に帰れないことが辛くて、
夜も眠れず、泣いてばかりいた
面会に来てくれる旦那さんとの別れが辛くて、彼の前で涙流したこともあった。
でも、
仕事の合間をぬって会いにきてくれる旦那さん。
往復2時間もかけて、交代で世話をしてくれる両家家族。
そして、お腹の中で頑張って成長してる我が子。
皆が私を応援してくれてるのに、いつまでクヨクヨしてんだと思い、
徐々に前を向いていこうと思えるようになった
大部屋の妊婦さんと交流するようにした。
皆、状況は一緒で悩みも同じ。
お互いの状況を報告しながら、励まし合った。
それから、自分の今の状態をよく知ろうと、携帯で調べた
同じような境遇の人が、たくさんいることにびっくり
ある人が書いてあった言葉が、今でも印象に残ってる
「私は病気じゃないんだ。
目の前には、ゴールの見えない病と闘っている人もいる。
点滴も安静生活も辛いけど、私には必ずゴールが来る。
愛しい我が子に会えるんだから、頑張らなきゃ。」
あぁ。本当にそうだなと思った。
1週間に1回ある、先生の内診も楽しみの一つだった。
エコーで元気に動いて成長している我が子を見ると、また頑張ろうと思える。
日に日に大きくなるお腹が、私を勇気づけた。
いつの間にか、私は泣かなくなっていた