皆さんは美しさについて考えたことはあるだろうか。

海。山。川。夜景。数式。女の子。なんでもいい。美しいものに共通すること。

それが美しさの本質だ。

答えを言おう。美しさの答えそれは、ズバリ、

「認知負荷が小さいこと」だ。

え？硫黄？

「認知負荷が小さい」とは”あるもの”が、”あるもの”だと理解できるまでの負担が小さいということだ。

りんごを見て、りんごと理解する時の簡単さのようなものだ。

「美しさ」は全部これで説明が着く。

例えば、散らかった部屋を考えてみる。

　洋服が脱ぎっぱなしで、本も開いた状態で置いてある。

　漫画も積み上がっている。ほこりも落ちてる。

この部屋に一瞬で何があるか理解するのは難しい。よって美しくないと感じる。

一方片付いた部屋は、

　洋服は畳んで衣装ケースに収まり・本は本棚に順番に並んでいる。

　掃除も行き届いている。この部屋の理解は相対的に容易に理解でき美しいと言えるだろう。

話は変わるけど、この記事を読んだ方は一刻も早く部屋を片付けてほしい。

では美しい顔はどうか？

これも認知負荷の小ささで説明が着く。

色々な人の写真を合成して平均的な顔を作った画像をみたことがある人は多いだろう。

その顔は美しいと感じるはずだ。

私はこれを以前は、「”美しい顔”のルールがあって、平均的な顔がその美しい顔の定義に当てはまるようになる一種の不思議現象」と考えていた。

しかし認知負荷の考えを使うとこの考え方は逆であり、不思議でもなんでもないことがわかる。

考え方としてはこうだ。

人はこれまで生きてきた中で「さまざまな人の顔」を見ている。

それらの人の顔から「人の顔」を識別するための篩（ふるい）が出来上がっているのだ。

その篩を通り抜けやすい顔（＝認知負荷が小さい）は、これまで見てきた人の顔の平均となる。

つまり平均的な顔は美しいと感じるのだ。

※上の文章で平均が２回出てきた。これは厳密には異なるものを指す。

　が、統計学で考えるとサンプル数が多い場合は同じものと考えて差し支えないだろう。

つまり美しい顔の定義は、平均の顔の特徴を挙げていってるだけなのだ。

では美しいの考え方がわかったところで、好きな人に「美しい」と思ってもらう方法を考える。

ずばり、「ずっと顔を見せ続けること」だ。

理由は自分の顔の認知負荷を下げてもらうためだ。

こういう諺もある。「美人は三日で飽きる。…」そのあとは良いだろう。

ん？なになに？

他にも、美しい　＝　認知負荷が小さいで説明できる。

成り立たない例があったらコメントをいただきたい。

美しいとは何か