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17c清(満州人が中国の地に)明の漢人第一政策に代わり、多民族共存の統治。モンゴル、チベット、トルコ系ムスリムの地域と支配地域を広げる。地域の文化・宗教を大切にしながら、皇帝は各地域のトップとして君臨。いくつもの地位を兼任した(広域支配の完成形)。民間海上貿易合法化(互市)。順調に発展。

一方、ヨーロッパでは、社会不安定、主権国家体制となり、各国の立て直し競争が激化。オランダ 造船と毛織物産業で貿易の中心地に。イギリス 長期国債(戦費を調達するため)を導入。中央銀行を設定。金融と財政の体制を整える。巨額の資金(軍事費)調達が可能に。いつでも戦争にのぞめる国家に。軍事力で優位に立ち、覇権争いに勝利。

18c大西洋貿易の主導権はイギリスに。三角貿易(銃や織物を西アフリカ→黒人奴隷をアメリカ→砂糖や綿花をイギリスへ)。アフリカやアメリカでの収奪を動力とする貿易で莫大な利益を得た。その利益でインドの綿織物を輸入→大流行へ。自国産の毛織物が売れなくる。産業保護のためインド織物の輸入禁止に。国内で綿織物の生産が始まる。労働力に乏しいイギリスは巨額の資金を投入し、機械開発をすすめる。紡績自動織機の誕生。産業革命のはじまり。大量生産された綿織物、今度は逆にインドに売り始める。インドの織物産業に大打撃、衰退へ。アジアの地を製品の輸出先にする市場化に成功。さらに貿易をつかさどっていた東インド会社は軍事力を持つようになり、インドを統治し始め、植民地に。インドに資金投下、設備投資、鉄道整備、綿花輸送を効率化し、原材料の供給地に変える。植民地から安い原材料を輸入し本国で加工、工業製品を輸出。資本主義経済が発展する。安い原材料を供給する体制を現地に築きながら植民地を広げることで経済活性化する帝国主義ができあがる。資本主義の世界経済モデルは利潤率の低いところと高いところの分業体制(利潤率が低い原材料を植民地から輸入、利潤率の高い加工品を植民地の市場に売る)。つまり植民地では少ない報酬で働かざるを得ない状況。それを強制するため政治力が使われる。

従来の帝国は商業民や農耕牧畜民などの活動を広げるためまとまりを広くし、領土を拡張して税金をとるなどしてきたが、一方で帝国主義の仕組みは、小さな本国と広大な植民地において、政治力を使って資本の蓄積を行った。

18cイギリス 全権大使を清に派遣。貿易拡大と国交樹立を求めたが、清は自由貿易を拒否した。イギリスは清との間で貿易赤字が膨らんでいた(イギリスでは産業革命以降茶が日常化していたため、清にから大量の茶を輸入し、銀が流出していた)。綿織物などを輸出したいが、江南地域て綿織物産業が発達していたため需要がなかった。そこで、インドで生産したアヘンを清に密輸。銀を回収することに成功。一方清は、銀の流出と中毒患者の蔓延で大打撃。アヘンの没収、焼却に踏み切る。イギリスは貿易を守るという口実で艦隊を派遣。1840アヘン戦争。勝利したイギリスは清から自由貿易と香港割譲を認めさせた。

日本 西欧の進出に備えるため国家体制を一新し近代化を進めた。ロシア南下の脅威から朝鮮半島進出を計画。清との間で緊張関係に。1894日清戦争。勝利した日本は清から朝鮮独立、台湾割譲を認めさせ、多額の賠償金を求めた。清は賠償金を支払うため西欧諸国に借金。西欧諸国は清の各地に租借地を獲得、分割統治のような事態に。

国民の誕生。1789フランス革命(身分制度を否定し、自由と平等を求め民衆が武器を持ち立ち上がる。)(アメリカに渡った人々が自由と平等を掲げ、独立を果たしたが、この考えが絶対王政のフランスにも波及した)1799ナポレオン対外戦争で勝利を重ねる。徴兵制による国民軍が圧倒的な強さを誇った。「自分立ちの国は自分たちで守る」という国民意識に目覚め、国民国家になっていく。国民という考え方の浸透が、国家の動員力、国防力を高め、自由と平等を理念とする仲間意識、連帯意識を高めた。

多元的な人たちを共存させる「帝国」は「国民」としてひとつにまとめることが難しい。国民をつくれず近代化できない国々は、国民国家を実現した国々から下にみられ、植民地化されていった。






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欲望の系譜4(ゴシック)🇯🇵戦後 西洋ゴシックカルチャーが浸透。ライフスタイルの変化。死が遠ざかり、死を表す得体のしれない不気味な怪物を求める。怪奇レスラー(ミイラ男ザ・マミー)、72デビルマン(悪魔の力を身につけた正義のヒーロー)、ポーの一族(吸血鬼、その孤独などを共感するものとして捉え直した)

🇺🇸夜明けのヴァンパイア(奴隷制のヤミ)

ゾンビ(ショッピングモールに集まるゾンビ、近代化、消費社会の闇、思考停止)

エイリアン(宇宙が地下迷宮のように存在として)

🇬🇧ゴシック・ロック(バウハウス「ベラ・ルゴシの死」)


チコ

1891バスケットボールはもともとシュートが1点、3回連続ファウルで相手に1点というルールだった。ただ、ファウルによる得点で勝敗が決まる事態が続き、バスケのおもしろみが失われた。93-94シュートを3点にし、ファウル1回ごとにフリースロー3点にルールを変える。1901シュート3点、フリースロー1点。1902シュート2点、フリースロー1点。1984スリーポイントシュート追加。

滝谷守(ハワイの日系3世) サトウキビ畑の防風林として使われていたマカダミアの木のマカダミアナッツを商品化を試みる。チョコレートと合わせたお菓子にすることに。日本で渡航自由化→ハワイへの旅行者増える。マカダミアナッツチョコレートを手さげ箱につめて、お土産として持ち帰りやすいように工夫。好評、ハワイ土産の定番に。

くしゃみをするとき目を閉じるのは、目玉がとび出るかもしれないから。目鼻口耳は顔の奥でつながっている。くしゃみをすると目にも空気が流れる。目を開けていると、その空気の圧力で目を押し出してしまう可能性。また、目を閉じると、鼻腔が広がり、鼻から空気が出やすくなる。

X スパコン京 2006スパコン開発、国家プロジェクトとして開始。富士通も参加。(開発には多額の費用がかかり、失敗すると損失は大きい。バブル崩壊で開発事業は縮小されていた、アメリカなどと差がついてしまっていた。)CPUは性能3倍、消費電力は半分が求められた。多くのCPUをつなぐインターコネクトは渋滞しないことが求められた。2010設置開始。2011完成、世界一の計算速度に。




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🦋香港 1842英の植民地(租借地)に。西洋と東洋、近未来と前近代が同居。1941日本軍占領。49国共内戦で共産党勝利。上海の資産家など難民として香港に流れ込む。人口は4倍に。香港政府の方針はレッセフェール(自由放任主義)、難民に対して社会保障などは行わなかった。

ブルース・リー 香港映画の子役として活躍。香港に亡命したイップ・マンから武道を学ぶ。

大躍進の失敗、飢饉。再び香港に難民が押し寄せる。ジミーライも密航してくる。スラム街 九龍城砦ができる。無法地帯、魔窟と呼ばれた。黒社会が暗躍。工場もでき独自に発展。

67文化大革命に合わせ暴動発生。香港アイデンティティが芽生え始める。

73香港のスターとなったブルース・リー死去。

規制が少ないため国際金融都市へ成長。犯罪の温床にも。ジミーライ アパレル会社ジョルダーノを創業。

84鄧小平とサッチャー会談。返還交渉。すべての返還、50年間一国二制度などが決まる。それでも香港市民は不安残る。

民主化を求める北京の学生を支援。チャリティーコンサートも。天安門事件。イエローバード作戦(民主活動家の国外脱出を手配)国外に移住する人が増加。ジミーライ アップルデイリー発刊。自由を守るため、共産党と対峙する道を選ぶ。

97返還。一国二制度は守られなかった。2014雨傘革命。20ジミーライ逮捕。


『忘れられた日本人』土佐源氏 ばくろう(移動しながら牛馬を扱う仕事を生業とした人)だった物乞いの老人の話しを聞く。民俗学においても、土地をもってお米をつくる人を中心に扱ってきた。村や町に不定期にやってきて物を売り、芸を披露して去って行く人々などは見過ごされてきた。宮本常一はそうしたメインからは外れ、社会の周辺にいる人々、社会の底辺に生きる無名の人々も社会の構成に含まれることを示した。

名倉談義。民衆は搾取され虐げられてきた存在という歴史観がある。しかし、貧しい村でも相互扶助で飢饉のような事態をも乗り越えて今日まで生きながらえてきた無名の人々の歴史があった。互いに気にかけ、見守ってきた。




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歴史探偵 大友宗麟 1549ザビエル来日。薩摩や京で布教活動するも難航。大友宗麟の要請で豊後を訪れ、面会。領内での布教活動や教会を建てることを許可する。南蛮貿易により富を得て、経済力を増す。また大砲も入手し、国内でも製造、鉛を東南アジアから輸入、軍事力を増す→支配地域が北九州一円に拡大。宣教師たちは大友宗麟を「豊後の王」と称して紹介。その報告によって、ヨーロッパでは広大な国土を治める強大な王というイメージがつくりあげられた。ポルトガル王セバスティアン1世は宗麟に手紙を送り、改宗を求めた。改宗は家臣たちの反対もあり、拒否。1562出家。しかし、島津との緊張状態が高まると、貿易を守るため最終手段、最後の切り札として、1578洗礼を受ける(フランシスコ)。島津を撃つため出兵するも耳川の戦いで大敗する。秀吉に助けを求めることに






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チコ 甘エビ(ホッコクアカエビ)は、主に水深500〜700の深い海にすんでいる。水温は0〜5℃。そんな水温が低い環境でも食べ物を分解、消化できるように、分解力の高い酵素をもっている。死ぬと、その酵素が自分の体を分解(自己消化)。自己消化が進むと、タンパク質が分解されグリシン(甘みのもと)にかわる。分解力の高い酵素をもっているため、より多くのグリシンができ、甘エビは甘くなる。ちなみに、魚が死ぬと、タンパク質が分解されイノシン酸(旨みのもと)に変化する。

太陽の光によって空気が暖まるわけではない。太陽の光(電磁波)が地面や海面に当たると、電磁波のエネルギーを吸収し、分子が激しく動き、地面や海面があたたかくなる(熱エネルギーが高まる)。地面や海面があたたかくなると、地面や海面に近い空気に熱が伝わり、空気があたたまっていく。また地面や海面があたたまっていくと赤外線を出し、それが空気に伝わりあたたまる。暑くなる。

とことんやるの「とことん」はもともと日本舞踊の足拍子。それがはやしことば(歌や踊りの合い間に入れる、意味はないが全体を活気づけるためのことば)として使われるようになる。明治元年、トコトンヤレ節という軍歌が大流行。新政府軍を鼓舞する内容。その歌詞にトコトンヤレというはやしことばが使われる。意味はなかったが、曲を聴くうちに、意味を勝手に解釈するようになり、徹底的にやれ、戦え。最後の最後までという意味で伝わっていくようになった。


ヴ フナムシ エビやカニの仲間(甲殻類)14本の足、足先はカギ爪状(どんな所でも素早く移動できる)、色素を変化させ擬態できる。足や尾を切り落としても、脱皮後復活できる。足から水を吸い上げ(毛細管現象)、エラ呼吸する。どんなとのでも食べ、世界中の海岸に生息。





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X 運転支援システム(アイサイト) 交通戦争→政府 安全な車の開発を要請。98富士重工業 2台のカメラで道路状況を認識し、危険を察知、ドライバーに知らせるシステムの開発を進める。車線逸脱警報や路面凍結警報などのシステムが完成、販売するも、ほとんど売れず。(注意を促すだけのシステム、部品の故障も、ただなくてはならないというお客様の声も)。開発予算は削減される。補助金を申請することに。ただ警報を鳴らすだけでは事故は減らない、補助金は下りない。お客様のことを考える。自動でブレーキをかけて車を止める、ぶつからない車という発想が出る。補助金下りることに。画像認識の精度高める。日本の主要道路を走破し実験。夜の雨の時が認識が難しかった。あえて暗くすることで、テールランプをわかりやすくし、車間距離をはじき出せるように。運転支援システム認められ、商品化へ。2010販売、高評価を得る。2021衝突被害軽減ブレーキ義務化。




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