酸化Mgの特徴は、

1)下剤としてとても効果が高いが、

2)体内にはほとんど吸収されない。
そのため、酸化Mgを継続しても便秘は永遠に治らない。

便秘の原因の多くは、体内のMg不足。 

 

Mgは細胞外にはほとんど含まれておらず、細胞内にある。
そのため、血中Mg濃度測定は臨床的意義がない。
腸管細胞内のMg不足により、腸蠕動が低下して便秘となる。 

 

 1)下剤としても効果があり、

2)体内に吸収されるMgを継続すれば、便秘は解消する。 

 

当院ではクエン酸Mg100mg、アミノ酸キレートMg200mgを販売し、推奨している。

 

Mg400mg(分二)で開始。
お腹が緩くなるようなら減量。
便秘が解消しなければ、毎日排便がある量まで増量、通常最大1200mg。 

 

 この量で数ヶ月継続すれば、次第に体内のMgが満たされ、お腹が緩くなり、Mgの量があまり飲めなくなる。
徐々に減量していけば便秘も完治が可能で、処方薬の便秘薬も止めることができる。