猫を踏んだ話
先日ラワ島に行ったんです。シンガポールから車で3時間ぐらいのところにある、メルシンという港から、ボートで30分のところにある小さな島です。んで、宿に頼んだらタクシーを手配してくれて、当日朝8時に家まで迎えに来てくれると。そしてジョホールに入ったところで車をチェンジするといわれていました。シンガポールで乗った車は普通のレジャー用で、運転手さんも若い男の人で、安心感がありました。でも、イミグレを超えて車の乗り換えのために行った先で、かなり太っちょで色が黒い、アメリカのギャング的な風貌の現地のおじさんが待ち構えていました。そこはJBのはずれの、車のメンテナンス系の小さい店がたくさん入った長屋の駐車場。どローカルなその雰囲気も、ギャングな運転手さんも、今一つ旧式な感じの次の車も、何もかもがちょっと怖かった。それで、子供が安全に次の車に移れるか、トランクの荷物は移せるか、車内に忘れ物はないかなどに気をとられて、緊張していたその時。ぎゃー私の足は、何か柔らかいけれども結構大きなものを踏みつけ、緊張していた私は反射的に「ぎゃー」と叫びました。全く同じタイミングで「ブギーッ!!!」という、こちらは強い怒りを含んだ声が聞こえ、何かが全速力で走っていくのが感じられました。猫を踏んだのでした(正確にいうと、猫を踏んだのだろうと思います。見てないので)。周りの店先でくつろいでいた現地のおじさんたちが「今の何?」「あー猫だよ、猫」と会話しているのが聞こえました。マレー語はわからないけど、間違いない。とりあえずすぐに出発して、北へ向かって快調にとばし始めたころ、相方が小さい声で「猫を踏んじゃう人って、ほんとうにいるんだねぇ・・・」と、私がさぞめずらしいタイプの人間であるかのようなコメントをして悔しかったですが、自分でも、なんで私にばっかりそんなことが起こるのか、やになるなあと思った旅のすべりだしでした。結果として、ドライバーさんはとてもまじめな方で、もちろん何の問題もなかったです。ラワ島は、それはそれで、とてもきれいで楽しかったです。 にほんブログ村