「第47回グッドカンパニー大賞」の優秀企業賞を受賞した赤星工業。
非鉄金属の溶接加工技術が高く評価されたものだが、
そのベースには「人材教育に資源を惜しまない」経営があった──。
千葉県市原市に本社を構える赤星工業は、非鉄金属の溶接?加工のスペシャリスト集団として知られる中小企業である。2代目社長の赤星健二社長は、非鉄金属に特化した自社の事業内容についてこう紹介する。
「当初は鉄の加工を手がけていましたが、需要構造の変化などから、必要に迫られて非鉄金属を扱うようになりました。現在当社が得意としているのはアルミニウムからチタン、ニッケル、ニッケル合金、タンタル、ジルコニウム、ニオブなどほとんどが白色や黄色の非鉄金属です。溶接を主体とするファブリケーター?アッセンブラーとして、非鉄金属を材料にしたあらゆる業種?産業の部品機器類をつくるというのがわれわれの存在理由です」
自らを「町工場のオヤジ」と謙遜する赤星社長だが、この会社、ただの町工場ではない。軽金属からレアメタルまであらゆる非鉄金属の溶接?加工に対応できるうえ、一般部品から医療、宇宙関連装置まで幅広い販路を持っているのである。手のひらに乗る容器から大型の貯蔵タンク、サイロ、真空容器まで多種多様なものづくりのノウハウを蓄積しており、陸上で輸送することが不可能な大型製品は、そのまま船に乗せて海外に納品することもできる。これまでタンク、ブレンダー等数多くの大型製品の溶接加工を手がけ、国内外問わず多くの石油プラントや化学メーカーの工場に納入してきた。
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