限られたエリアでサービスを提供する地域WiMAXと、UQコミュニケーションズが提供する全国WiMAXを共通して利用できるサービスや端末が登場する。慶應義塾大学SFC研究所などが開発した「国際標準化ルールに対応し、かつ全国WiMAX 通信サービスと共通性が高い新しい地域WiMAX 通信サービス」がそれだ。
WiMAXサービスには、地域限定の地域WiMAXと、全国規模でサービスを提供する全国WiMAXサービスの2種類があるが、これまでは相互に利用できるサービスや端末が異なっていた。そのため、全国WiMAXサービスの端末では地域WiMAXは利用できず、逆に地域WiMAXの端末を持っていてもエリアから出てしまったら全国WiMAXに接続することはできなかった。地域W ナイキ SB MAXは2.5GHz帯を利用し、全国の約40の事業者が市町村単位でサービスを提供しているが、接続可能な端末が少ないことなどから普及は遅れている。新しい地域WiMAXサービスでは、全国WiMAXサービスと共通して使える端末を開発することで、地域WiMAXサービスの活性化や地域振興につなげる。
新しい地域WiMAXサービスは、慶應義塾大学SFC研究所のほか、愛媛CATV、オープンワイヤレスプラットフォーム、UQコミュニケーションズ、NECアクセステクニカが共同で開発した。UQコミュニケーションズとNECアクセステクニカは、新しい地域WiMAXの仕様に基づいた機器の開発や関連サービスを提供する。愛媛CATVは愛媛県松山市で、オープンワイヤレスプラットフォームは神奈川県藤沢市で、それぞれ地域WiMAXサービスを提供しており、新しい地域WiMAXサービスのシステムを導入し、地域と全国を共通して使えるWiMAXサービスを提供する。
愛媛CATVはUQコミュニケーションズと共同で、同日に新サービス提供の発表を行った。まず地域WiMAXにUQコミュニケーションズの全国WiMAXをセットにしたワンストップのサービスを9月4日から開始する。地域WiMAXと全国WiMAXの共通通信端末は、2013年度中に実用化を目指すとしている。
【報道発表資料】
?地域WiMAX 通信サービスに関する新システムの開発?導入
?愛媛CATVとUQコミュニケーションズのWiMAXサービスにおける提携について