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さて、昨日言った、例の安全運転お護りのステッカーです。
お陰様で今日、無事に愛車バモスが修理を終え戻ってまいりました。
お護りを見ていただこうと、パシャと撮って見たワケで…。
モータースの方々も一旦直ったと思ったのが、また戻って来て原因さがすのに四苦八苦だったでしょうね。
原因はマフラーのサーモスタットとの事でした。

物事が上手く行かないときには、四苦八苦するなどと簡単に口にしてしまいますが、元々は仏教から来た言葉です。

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数年前に、いろんな悩みを抱えた時に、読んだ本の一つが、作家の水上勉さんの「般若心経を読む」でした。
幼少から御苦労されて育った水上勉さんが、わかりやすく解説してくれています。

四苦とは、「生 老 病 死」の四つ。
生 生まれて来た苦しみ
老 老いる苦しみ
病 病の苦しみ
死 死の苦しみ

八苦とは、四苦に
「怨憎会苦」
うらみや憎しみを抱く人とも会わなきゃならない

「愛別離苦」
愛するものと別れ行く苦しみ

「求不得苦」
求めても得られない苦しみ

「五蘊盛苦」
五蘊とは、色、受、想、行、識の五つ
、人が生きている事自体が苦しみだと…。

の四つをあわせた八つ。
生きて行く上でとりまく苦の形が八つありますよと言う事デスね~。

それらの苦しみを取り除く方法が、
八正道となるわけで…。
以前ブログに載せた、ブルース・リー師父の書いた「截拳道への道」の中にも「八正道」が出ていました。
正見(しょうけん)
自分勝手な見方ではなく、物事を正しく、原因や結果を見きわめる

正思惟(しょうしゆい)
正しい思い。欲をむさぼる心、怒りの心、愚かな心に注意する。

正語(しょうご)
正しく話す。
ウソ、偽りを口にしない
他人の悪口をいわない
二枚舌で誤魔化さない
度の過ぎたお世辞をいわない

正業(しょうぎょう)
身体の行為を慎む、日々正しい行いをする

正命(しょうみょう)
心を正しく、言葉を正しく、行いを正しく生活する。

正精進(しょうしょうじん)
悪い誘惑を断ち、良い行いをして行く

正念(しょうねん)
正しい決断をする

正定(しょうじょう)
正見から正念までを振り返り専念する
以上八つが八正道

毎日、自分勝手に作り上げた煩悩に悩む日々に八正道は良く考えたら、
稽古の始まりに言っている13か条と重なるではないですか。

クツを揃える
あいさつをする
返事をする
うそをつかない
ごまかさない
約束を護る
食事前後の合掌
トイレの清浄
人の嫌がる事をしない
人の悪口を言わない
人を裏切らない
ゴミを拾う
いつもニコニコ大きな声でありがとう!

それが、1人になった時も実践できるかな?
誰も見ていなくても出来るかな?
と自分自身を振り返ります。
八正道を実践しつつ、水上勉さんが言うように、産まれ落ちた時から苦は、はじまります。あとは死ぬまで、のたうちまわって生きていくしかない!
のでしょう。
そして無常の先に無に返ります。
「本来無一物」
もとは何も無かった。
あー、この一言で救われました。







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