主人公は京都でハンドメイドアクセサリーの制作・販売をする小さなお店の経営者 北川巴瑠。巴瑠は一誠という恋人がいるものの、お互いに結婚になかなか踏み切れない。巴瑠の体にも一誠の体にもある秘密が・・・。

物語は4章立て。

〇ひとつ、ふたつ・・・巴瑠のお店に、イヤリングを片方だけ望む客が現れる。その  

 客の本心とは?

〇クローバー・・・福岡出身の小高未久は京都の大学に通う学生。地元の福岡には恋

 人である浪人生の拓也がいる。ある日、未久は拓也からネックレスをプレゼントさ

 れた。ネックレスには《MIK OAKA》の刻印が。名前とは微妙に違う・・・。拓也

 の本心は?

〇レジンの空・・・一誠の友人、名倉友則。二人は大学のテニスサークルに入った。

 しかし、サークルにはとんでもない性癖を持つ宝田という先輩がいた。一誠はこの

 先輩に・・・。

〇手作りの春・・・巴瑠のお店で立て続けに3件の不良品トラブル。巴瑠は自分の店

 の商品には絶対の自信をもっていたのだが。巴瑠は事故ではなく、事件を疑う。果

 たして真犯人は?

4つの物語を経て、巴瑠と一誠は互いの恋愛観をどう変えていくのか?そして、二人が出した結論とは?

 

文庫本は令和3年の発行ですが、ずっと実家にありまして。つい最近、見つけて読んでみました。すかっと、ほっこりする物語です。おすすめ!

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