🌞2024.7月 現在
この話しは昨年の春、真二の大学入学直前の出来事でした
この事件以降、私は「精神的に」真二の子育てを終了しました
「路頭に迷おうが、野垂れ死のうが、これからは本人の責任だ」
本人に宣言した訳でもなく、勝手にココロの中で決心しました
ナニかを感じたらしい真二は、あれから妙に優しかったりします
でも、もう私の気持ちは揺らがない!
そんな中で、真二は頑張ってくれました
民間の給付型奨学金を申し込み、今年度から受けられることになったのです
「このために一年で成績取るの頑張ったし、これで学費が払えないってことはないよね」
「なんだか一太にお金かかりすぎていて、俺ばっか不公平じゃない?」
「アルバイトだって頑張ってるし!」
金銭に関する不平等感は、きょうだい児にとって、これからもあることなんでしょう
「不公平じゃあないよ
金額は平等ではないけど、公平だよ
あなたは、一太の状況になりたいと思う?」
「……なりたくないよ」
「それに、現段階では、あなたの方にお金はかかってきている
小中塾代に予備校代、そして大学受験費用……
お兄ちゃんのかかった額を遥かに超えていて、来年位まではあなたにかかった額は抜かされないよ」
具体的な額を言うと、グウの音も出なくなりました
(男は数字で納得させる笑)
兄弟全く同じ人生なんてあり得ない
アルバイトもできない状況の一太は、今後の生活サポートがずっと必要となるでしょう
でも、真二は、一太が得られない経験をたくさんこれからも、得ることができる
成績維持にしろ、アルバイトだって、奨学金を受けることだって(定期的に面接や集まりがある)、人脈が広がるし、その苦労や失敗がすべて身になっていきます
「路頭に迷おうが、野垂れ死のうが、これからは本人の責任だ」
この気持ちを隠しつつ、
「よく頑張ったね!奨学金なんてスゴイよ!」
と、これからもヨイショしていこうっ!