虹色子育て研究所です。

 

俗にいう「男性脳」「女性脳」の根拠とされてきた「脳の性差」は存在しないという研究結果が、英国のロザリンド・フランクリン医科学大学の研究により発表されたそうです。

 

「6,000件を超えるsMRI画像((構造的核磁気共鳴画像法)をメタ分析した結果、海馬や脳梁の大きさ、言語処理の方法など、これまで『男性脳』『女性脳』の根拠とされてきた脳の性差は実際には存在しないことが判明した」(原文ママ)

 

(1) 海馬の大きな男女差はない

感情を感覚に結びつける部位脳である「海馬」は、女性の方がかなり大きいと広く考えられ、この通説が、「女性が男性よりも感情表現が豊かで、言葉を記憶する能力が高い」という固定観念の説明に利用されていたが、6,000件を超えるsMRI(構造的核磁気共鳴画像法)検査の結果を分析した結果、海馬の大きさに、大きな男女差はないことが証明されたそうです。

 

(2) 脳梁の大きさに男女差はない

左右の大脳半球をつなぐ神経線維が束になった脳梁は、大きさに男女差があるという説も、否定されたそうです。

俗にいう「男性脳」「女性脳」という言葉、実際の脳の構造でいえば、左脳と右脳をつないでいる「脳梁」といわれる部分は、男性より女性のほうが太く、形も少し異なるため、いわゆる「女脳」の特徴として、環境適応能力が高い、理屈だけでは解決できないような状況でも柔軟に対応できるのは、論理性をつかさどる左脳と直感的なものに関係する右脳を均衡がとれた状態で使えるからだといわれてはいますが、科学的な根拠はないそうです。

 

(3)言語処理の方法にも男女差はない

男女の脳は半球による言語処理の方法に大きな違いがあるという説も否定されたとのこと。

 

男の子。女の子。どちらでもない子。

もちろん、身体の違いはそれぞれあるけれど、これまで考えられてきた男女の「脳」の違い、それ自体は否定されたとのこと。

 

性別ありきで子どもを見るのではなく、

まずはその子の感性や行動をそのまま見てあげることが、大切かもしれません。

 

「男の子なのにおとなしい」、「女の子なのに言葉が遅い」といったことでもし悩まれている方がいれば、少しでも不安の減る材料になればと思います。

 

参考:

http://wired.jp/2015/11/05/male-female-brain-difference/