新潟神林村(現・村上市)古民家暮らし
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市の講座で「風の波紋」という映画を観てきました。
越後妻有(えちごつまり)の里山暮らしの四季折々の風景の移ろいと人々の暮らしを描いたドキュメンタリーです。




都会暮らしを止めて移住した夫婦が、周りの協力を得ながら地震で傾いた古民家の改修をしていきます。その夫婦を取り巻く人々の暮らしが映されていました。

その夫婦はヤギを飼育しているのですが、ヤギの除角の場面がありました。
もうトラウマになるかと思いました。。
体を縛り付けて、熱した焼きゴテをヤギの角部分に当てるんです。。
見ていられなくて目を逸らしましたが、断末魔の叫びが聴こえました。ヤギってあんなふうに泣き叫ぶんですね、人間の子どもが痛みのあまり、ギャー!!!と叫んでいるように聴こえました。もう、耳も塞げば良かった…。

ヤギの除角は、飼育・管理する上でヤギ同士の争いや飼育者に危険が及ぶので行うそうです。

麻酔を使って処置できないのかなと思いました。ヤギを飼育したことのない私が言うのも何ですけど。
あまりにも痛そうで。痛いなんてものではないから。

動物、家畜を飼育することは生半可でないことがわかります。

ヤギを鍋にする場面もありました。屠殺・解体する場面はありませんでしたが、生まれた時から育てた家畜を最後にみんなで食べることは私の母より前の世代では、当たり前に行われていたようです。絶対に命を粗末にしないですよね。

昔の田舎の自給自足の生活というのは、そういうもの、命の繋がりが身近に感じられたでしょうね。

私も里山の家で暮らしていますが、暮らしの仕方自体は都市の人と同じになっています。
この映画によって、色々と思いを馳せるひとときを過ごしました。