こんにちは✨
みなさんは「六国史(りっこくし)」という言葉を聞いたことがありますか?
多くの人が日本最古の歴史書として知っているのは『日本書紀』。でも実は、それだけじゃないんです。『日本書紀』のあとにも、日本独自の歴史をまとめた国の公式記録が続いていて、それをまとめて「六国史」と呼びます📚
六国史ってなに?
六国史とは、奈良時代から平安時代にかけて編纂された、日本の正史(国家の歴史書)のこと。天皇の命令でまとめられたもので、中国の「正史」を手本にしながら、日本ならではの歴史観が反映されています。
順番に並べると…
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日本書紀(720年)
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続日本紀(797年)
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日本後紀(840年)
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続日本後紀(869年)
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日本文徳天皇実録(879年)
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日本三代実録(901年)
この6つをあわせて「六国史」と呼びます✨
| 国史名 | 編纂年代 | 内容の対象時期 | 時代区分 |
|---|---|---|---|
| 日本書紀 | 720年 | 神代~持統天皇(697年) | 奈良時代初期に編纂、神話から律令国家成立まで |
| 続日本紀 | 797年 | 文武天皇(697年)~桓武天皇(791年) | 奈良時代全般 |
| 日本後紀 | 840年 | 桓武天皇(781年)~淳和天皇(833年) | 奈良後期~平安初期 |
| 続日本後紀 | 869年 | 仁明天皇(833年)~文徳天皇(850年) | 平安時代前期 |
| 日本文徳天皇実録 (日本文徳天皇實録) |
879年 | 文徳天皇(850年~858年) | 平安時代前期 |
| 日本三代実録 (日本三代實録) |
901年 | 清和天皇(858年)~光孝・宇多・醍醐天皇(887年) | 平安時代前期 |
日本書紀(720年)
日本書紀は、日本最古の正史で、舎人親王らが編纂。神代から持統天皇までを扱い、神話や伝承を体系化した国家的歴史書です。漢文体で記され、中国の歴史書にならった体裁を持つ一方、日本の神話や天皇統治の正統性を強調しています。
続日本紀(797年)
続日本紀は、文武天皇から桓武天皇初期までを記録。藤原仲麻呂の政変や鑑真の来日、墾田永年私財法など奈良時代の政治・社会を知る重要史料です。律令制の実態や国際交流の記録も豊富で、古代日本の国家運営が具体的に描かれています。
日本後紀(840年)
日本後紀は、桓武天皇から淳和天皇までを記録。平安京遷都や蝦夷征討(坂上田村麻呂の活躍)などが含まれます。文章表現はやや簡潔で、儒教的価値観や仏教的要素が反映されています。
続日本後紀(869年)
続日本後紀は、仁明天皇から文徳天皇の時代を扱い、政治的混乱や藤原氏の台頭を背景にしています。政治的事件の記述が中心であり、やや編纂の偏りが見られるとも言われます。
日本文徳天皇実録(879年)
日本文徳天皇実録は、文徳天皇一代(850~858年)に特化した実録形式の史書。八巻からなり、天皇一代のみを対象とした最初の勅撰国史です。個別天皇の事績を詳しく残すという新しい形式が採用されました。
日本三代実録(901年)
日本三代実録は、清和・陽成・光孝・宇多・醍醐天皇の三代にわたる歴史を記録。醍醐天皇の時代に完成し、六国史の掉尾を飾ります。特に神社の神階(神社に与えられた位階)に関する記録が豊富で、神社史研究に欠かせない資料となっています。
教科書にはほとんど出てこない!?
学校で習う日本史では、『日本書紀』については触れられますが、その後の続きである「六国史」全体については、あまり詳しく語られません。
でも、六国史には奈良の都の出来事や平安京への遷都、仏教の広がり、外交や災害、蝦夷との戦いなど、日本の古代を知るうえで欠かせない大事な記録が残されています。つまり、日本独自の歴史の歩みがしっかりと記されているんです。
日本独自の歴史をもっと知ろう🌿
私たちが普段目にする歴史の知識は、ほんの一部。六国史を通して見えてくるのは、日本人がどのように国をまとめ、文化や信仰を築き上げてきたかという深い物語です。
もっと多くの人に「六国史」の存在を知ってもらえたら、日本の歴史が今まで以上に面白く感じられるはずです😊
まとめ
『日本書紀』だけじゃなく、六国史という6つの歴史書が日本の古代を支えてきました。古事記と日本書記くらいしか学校では習いませんが、まだあまり知られていないこの歴史を、ぜひ一緒に広めていきましょう✨





















