藤原不比等は、天智天皇から藤原氏の姓を賜った藤原鎌足の子である。
698年には、不比等の子孫のみが藤原姓を名乗り、太政官の官職に就くことができるとされた。
不比等の従兄弟たちは、鎌足の元の姓である中臣朝臣姓とされ、神祇官として祭祀のみを担当することと明確に分けられた。
このため、不比等が藤原氏の実質的な家祖と解すること