こんにちは!
国産麦応援ブログです。
雨が降って涼しくなるかな?と思った矢先の残暑ですね。
皆様、お体ご自愛ください。
さて、先日は京都市二条駅近くにある、国産小麦を使用したメニューを提供している【カフェ パラン】さんにお話を伺ってきました。お話をしてくださったのはオーナーの余座さんです。
カフェパランさんは今年で10周年を迎えます。
当時、余座さんが出会ったスペシャルティコーヒーの美味しさに感動し、広めたいなと思ったことがオープンのきっかっけになったと言います。(スペシャルティコーヒーとは?)
お店の名前の由来はサンスクリット語の経典の言葉で“果実・豊穣”という意味があり、果物、作物としてのコーヒーを味わって欲しいとの思いが込められています。
10年前は「エスプレッソって何ですか?」「オムライスとかカレーはないの?」と言われることがあり、いつ来ても食べられるメニューが必要だと考えました。
メニューの開発にあたり、近所にある【パンスケープ】さんというパン屋さんに国産小麦を使用した安心で安全なパンをオーダーし、メニューは女性スタッフ全員で考えて作りました。
メニューを考える上で大切にしていることは
①産地がわかる、何が入っているかわかること
②食感…メニューによってどの食感が美味しく感じられるのか
③小麦…グルテンや精製法について把握しておくこと。丁寧に育てられているかどうか
の三つが主な柱となっています。
当初は全粒粉100%のパンやヨギー(ヨガを行する者)が食べるような硬いお菓子を作っていたが、改良を重ね現在のクッキーやケーキにたどり着きました。
またグルテンアレルギーの人向けに“スペルト小麦”を使用したにんじんココナッツケーキなども販売されています。
“スペルト小麦”とは人工的な手がほとんど加わっていない古代穀物で、アレルギーを発症しにくいと言われている小麦です。
余座さんは、グルテンが悪いわけではなく漂白されて中身がスカスカになっていたり遺伝子組み換えなどによってアレルギーを誘発してしまうのではないかと考えており、もっとまともな国産小麦が増えて欲しいと言っていました。
アレルギーを気にせず小麦でできた美味しいお菓子やパンが食べられることは、嬉しいことですね。
さて、ここでパランさん一押しの“ベジバーガー”を実食してみたいと思います!
ベジバーガーは片手で持つのが精一杯の大きさでした。
一緒にカボチャや大豆が入ったサラダカップが付いてきました。
ベジバーガーはベジタリアンの方も食べられるように、中身のパテは大豆ミートでできています。バンズはパンスケープさん特注のものです。
食べてみると、バンズの外側はパリパリ、カリカリ。内側は驚くほどもちもちしています!周りを気にせず大きな口で食べるのがオススメです。食べ終わるまでに時間が掛かってしまったのですが、それでも汁気でバンズがぐずぐずにならず最後まで美味しく食感を楽しむことができました。最後の最後まで美味しく食べられるように計算され尽くした相性抜群のバンズとパテのバーガーでした!
またサラダもカボチャの甘みや、添加物の入っていないドレッシングが身体に優しいなと思いました。
量はしっかりとあったのですが、大豆ミートのパテを使用しているからか食べた後も胃はすっきりしていました。
今後のパランさんの目標は、10周年にあたり内装やフードを含め全て見直しを入れていき、さらなる魅力あるお店に向けて色々試していきたいと言います。
現在、お店はバリアフリー仕様になっていたり、スタッフさんが選んだDIYコーナーや京都の木でできたインテリアが置かれています。
メニューもベジタリアン向け、ヴィーガン向けなどがあるため外国人のお客様も多くいらっしゃるとのことです。どんな方が訪れても選択肢があるお店でありたいと、お店の可能性を色々試していきたいと余座さんは教えてくれました。
取材へのご協力、ありがとうございました!
◆Cafe Phalam(カフェパラン)
・京都府京都市中京区千本御池上る 新二条ビル 1F
・TEL 075-496-4843
・公式webサイト
https://www.instagram.com/explore/tags/カフェパラン/