『日本の神様カルタ』に登場される神様を簡単解説。

37番目は

「木花之佐久夜毘売(このはなのさくやひめ)」

オオヤマツミの娘。

ニニギの妻となり一夜で妊娠し、火中で三神を生んだ。

コノハナは桜の花のことで、醜いが長久である姉のイワナガヒメに対する名。

ニニギが一夜の妊娠に不審を抱き、国つ神の子ではないかと疑ったため、恥じ恨んで、天つ神の子なら無事に生まれるであろうと言って、出口のない産屋に籠り、火を放ち、火中でホデリ、ホスセリ、ホオリの三子を出産した。

　　　　　　(神道事典より)

【ご利益】

安産、子授け、縁結び、火難消除、農業守護、酒造業守護

【お祀りされている神社】

⛩️旭川神社　(北海道旭川市)

⛩️箱根神社　(神奈川県足柄下郡)

⛩️北口本宮冨士浅間神社

　　　(山梨県富士吉田市)

⛩️富士山本宮浅間大社

　　(静岡県富士宮市)

⛩️縣(あがた)神社　(京都府宇治市)

⛩️桜実神社　(奈良県宇陀市)

⛩️木華佐久耶比め神社　(岡山県倉敷市)

⛩️大歳神社　(山口県下関市)

⛩️室姫神社　(徳島県阿南市)

⛩️大川神社　(香川県仲多度郡)

⛩️都萬(つま)神社　(宮崎県西都市)

【ひとりごと】

夫に疑われた後にとった行動がすごい。

信念に生きようとする女性の、ひたむきな情熱がある。

宗教的には、心の潔白を証明するための誓約(うけひ)である。

美しく強い女神として、崇敬される国つ神である。

まさに日本の富士山の女神。✨

【コラボイラスト】

芯の強い女性に出た傾向。✨

『日本の神様カルタ』解説㊲ コノハナノサクヤビメ