『日本の神様カルタ』に登場される神様を簡単解説。

16番目は

「神直毘神、大直毘神」

イザナギが黄泉国から戻り、黄泉の穢を祓い浄めるために、筑紫の日向の小戸の橘の阿波岐原で禊を行った際に成った神。

イザナギは河口の中つ瀬で身体を濯いだが、最初に成った神は黄泉国のけがれから生じたヤソマガツヒ、オオマガツヒの二柱の禍神であった。

つぎにこの禍を直すために成ったのが、オオナオビ、カムナオビ。

ナオビは凶事を吉事に「直す」霊力。

　　　　　　　　　　　　(神道事典より)

【ご神徳】

穢れを祓い、禍を直す

【お祀りされている神社】

⛩️神部神社　山梨県甲州市

⛩️綾戸神社　京都市南区

⛩️警固神社　福岡県福岡市中央区

⛩️桜井神社　福岡県糸島市

⛩️早吸日女神社　大分県大分市

【ひとりごと】

神直毘神、大直毘神が出てくる祝詞は「神宝祝詞」✨

『神拝詞』の中にあります。

抜粋すると

「…生れ出つる在(あり)の隨(まにま)に聊(いささか)も枉(まがる)事無く、神直日神大直日神の神魂の隨に直く行ひ以(も)ちて…」

【コラボイラスト】

意外と少なくレア。

良い方に向かうのだろうねと思いました。

『日本の神様カルタ』解説⑯ 神直毘神、大直毘神