わたしゃ、1997の年の後半にリタリンを切りざるを得なかった。
ドラッグは、特にリタリンのようなアッパーは裏切る。
不快極まる興奮をもたらされても尚、手が出てしまう。
丁度「赤い靴」のようになる。
嫌でもリタリン食わされるという地獄。
そして極期になると、高熱・発汗・幻覚・妄想・頻脈・異常興奮に襲われる。
最後にわたしゃ、「神よ、この薬から私を救ってください!もはや私の力ではどうにもなりません」と、高熱・発汗・幻覚・妄想・頻脈・異常興奮にさらされながら、心の底から神に祈り、リタリンの入ったビンを放り投げた。
そこから救急→精神科救急→実家という経路を辿った。
今から思えば、NAで言うところの「ハイアーパワー(より高次元の力)」が助けてくれたのだと思う。
そのパワーがあってこそ、実家に戻れたのだと思いざるを得ない。
さらに、そのそばには、もう一人の自分がいた。
何もしないが、冷たく自分の行動や精神の変動を記録し見つめているだけの自分が。そんなような気がする。
さて、この後遺症で心身ズタズタになった私は退学の羽目になった。(後に放送大学に編入し、そこを卒業したが)
起きるのも辛い。寝れない。歩くのもだるい。ただただひたすらにだるい。精神はイカれ、窃盗もちょいちょいした。
そんなことが半年以上も延々と続いた。
精神・身体ともに異常で、ガタボロで、いつ抜け出せるか分からなかった。
リタリンには裏切られているので頼るわけにはいかない。
(今の人にはア@@フィニルやアーカリオンもあるから、止めるには私の時代のような困難は少ないと思う)
そこで昔知っていた生薬の知識を使って、ある処方に類似した物をつくり、なんとか踏ん張った。
そうした頃のことだった。
べろべろがたがたな私は、ある本屋に入って立ち読みをしていた。
鶴見済の「人格改造マニュアル」だった。
そこで、リタリンの項を見つけた。
内容の趣旨はこうだったと思う。
「リタリンは依存を起こさず食欲不振を起こさない。精神科医はなんでこういう良い薬を処方しないのか?」。
私は、うっかり「ドアホ!お前の言うとおりなら、ワシはここまで落ちぶれたりしとらんわい!この大嘘つきめが!」と叫びそうになった。
そして本屋を後にしたが、
「この本に触発されて、リタリンをかましまくる人間が出てきたら、多分大問題になるだろうな」と思った。
そして残念ながらその懸念は当たったようだった。
この本に触発された人が多かったのか、リタリンをめちゃくちゃに服用し、依存、身体障害状態、精神異常になった人間が多数出て、社会問題となってしまい、難治性うつの適用がなくなり、ものすごい流通制限がかけられてしまった。
鶴見済さんよ、この責任はどうとるつもりや。
海外でうつの治療に併用される場合があるリタリンの適用をぶちこわした上に、依存者を量産しおってからに。
私の場合は自分でやったことだからしゃあないが、オドレの著書出版以降に生まれたリタ中患者については、オドレは相当責任があるはずやど。
罪滅ぼしに、「完全自殺マニュアル」「人格改造マニュアル」などで得た儲けを吐き出して、ダルクやNAに寄付しろや。
クソ本で依存者を出しまくったのは、否定しようにも否定できまいて。