みなさん、こんにちは。
小学生の『こくご』から家庭教育をサポートしている飯田真己です。
外国人ママが家庭で日本語を使っていない場合、
子供が日本語に接するのは学校とテレビだけになってしまいます。
子供は、学校で友達や先生と話すから、発音は良いでしょうし、
日常生活に不足していることはないように感じるかもしれません。
しかし、一般家庭では、常に日本語が飛び交っています。
本人が望まなくても、シャワーのように日本語を浴びる環境が整っているのです。
それは、お母さんだけの問題ではないのです。
お母さんにまつわる人物・・・おばあちゃんやお母さんの友達など。
いろいろな人が、日本語を、思い思いに話すのですから、
一般家庭の日本語のシャワーの量というのは、
外国人ママの家庭とは比較にならなくなってきてしまいます。
外国人ママの問題だけではなく、ママに集まる人も違ってくるので、
日本語の語彙力は差が激しくなってしまうと言えます。
たとえば『太陽』や『水』のように、
誰もが同じ言葉で言い合うものは変化がないのですが、
日本語は、人によって場面によっていろいろな言い方があるので、
それを習得するのは、
いろいろな人や場面に出会うしかないのです。
例えば。
お母さんとおばあちゃん。
世代によって話し方は変わります。
男の人と女の人、これも話し方が違います。
初対面の場合と面識のある場合も違います。
関東と関西、これも全然違いますね。
外国人ママは限られた日本語でコミュニケーションをとることが多いと思うので、
ぜひ、お友達や近所の人を招き、日本語のコミュニケーションを
子供の前で披露してください。
来客の言葉に子供が反応し、新しい日本語が習得できるはずです。
私が子供のとき。
大人の話を聞いていて、
『○○ってなに?』と割り込むと、
『大人の話に入ってくるんじゃありません』
とよく叱られました・・・(笑)。
大人の話は魅力があります。
子供は聞いてない顔をしながら興味を持ってきいています。
そんなとき、言葉を覚えて成長しているのです。