日本語教師になるにはどうすか!

日本語教師になるにはどうすか!

日本語教師になりたい人におくる日本語教師を日常行っている人のブログです。

Amebaでブログを始めよう!
お正月に夫の親戚のおうちに御挨拶に伺ったときに、訪問着を着ていったのですが、
その際、そのお家の方に「あら、素敵な付
け下げね」と言われてしまいました。
絵羽で八掛けも共布で金糸も使ったようなものなので、私としては訪問着だと思っていたので、これまで何度か友人の、結婚式やパーティーなどに着ていっています。
ですが、その方曰く、紋もついていないようなのは、京都では付け下げよ、とのこと。

カチンときて訪問着に染め抜き紋を入れることを検討したのですが、こちらで質問を拝見していると、
訪問着に紋をいれてしまうと、逆に格が高くなりすぎて使い勝手が悪くなるというご意見も有るようです。
そもそも肩辺りまで柄があるため、一つ紋しか入れられず、そうなると着る機会が残り少ない友人の結婚式だけになりそうです。
一着しか訪問着が無いのであまり用途を限定するのは避けたいです。
であれば、逆に持っていない色無地に三つ紋を入れて仕立てる方が後々を考えると賢いのかとも思うのですが、
物いりの時期に仕立てるのは金銭的に大変だったりします。

訪問着と附下の見分け方
前にも他の方から質問があり、訪問着は仕立てる前は仮絵羽になっているもの
附下は丸巻きの反物になっているもの

仕立てた後での見分け方は、共八掛の物が訪問着
共八掛でなく、暈しや他の色の八掛ですと附下
肩から襟にかけての柄が続いているのが訪問着と覚えていたので、そうコメントしていました。

最近、昔の着物や母の着物、他の方からいただいたお下がりを今、裄や身丈、袖丈等の寸法をすべて書き出しています。
昔、附下といって貰った絵羽の着物をよく見ましたら、何とどう考えても訪問着なのです。
肩から背中から裾も前から後ろまで1枚の絵のようになっています。
肩から襟にかけても柄は続いております。
くれた本人は附下げと云っていますが?

八掛は暈しの薄いピンク系の物がついています。
これは、訪問着、附下、はたまた附下訪問着なのでしょうか?

しかし、50年以上も前の物ですから、附下でも訪問着でも良いのですが、
不思議に思っていますので、詳しい方コメントよろしくお願いいたします

例えば、加賀友禅の手描き友禅部で生産される商品の場合のみ、訪問着と附下を明確に分類することができると思います(最近の状況は正直よくわからない)が、十日町を含め京友禅の場合は生産方法が混在しているので、流通段階で仮絵羽のものを訪問着、反物の場合を附下と呼び習わしています。
染め方や柄つけを個々に分類することはできるのですが、それを特化して訪問着か附下に分類することは不可能です。

枠場(わくば)や板場(いたば)で生産された総絵羽模様の着物でも、スクリーン印刷で生産された着物でも、そのまま反物の状態で店頭まで流通すれば附下ですが、染め上った段階で裁ち切って仮絵羽にしたり、問屋や小売店で仮絵羽にしてしまえば訪問着になります。
一般的なイメージにある、生地を必要尺分に裁ってから下絵を描いて(下絵羽)糸目を置き色を挿すという商品が訪問着であると限定してしまうと、それはほとんど流通していない商品ということになります。(上記の加賀か受注用見本品、別誂え品)