ようこそ!
『 日 本 語 を 楽 し も う !! 』 へ
また、読みに来てくれたんですね…!
………。
伝説上の
動物といえば
“山海経”
(センガイキョウ)
という中国の古書が
思い浮かびます。
………。
地理書といわれることが
多いですが
神話や伝説も載っていて
風俗や妖怪・神
山や川に棲む動植物
などについても
書かれています。
記載されている
想像上の動物は
何だこれは
というものが多いですね。
………。
よく書き取りや
読みの問題に出て来る
饕餮・渾沌も
本来…
饕餮 (トウテツ)
金銭・飲食を饕る (ムサボル)ことから
欲の深いこと。
渾沌 (コントン)
万物がまだ形成されず
陰陽が分かれていない状態ということから
物事の区別が明らかでないさま。
…という意味ですが…
“山海経”には
怪物として載っていて…
“饕餮”は
牛または羊の体を持ち
人の顔と人の爪を持つ。
さらに
虎の牙と曲がった角をもつという
悪獣。
また
腋下に目があり
人を食うという。
“渾沌”は
長い毛に覆われた犬の体を持ち
熊に似た
爪の無い脚を持つ。
見えない目と
聞こえない耳を持ち
自らの尻尾を咥えて
それを追い掛けるように
同じ場所で回るだけで
一向に前へは進まない。
天空を見る度笑い
善人を嫌い
悪人に媚びるという。
また
目・鼻・耳・口の
七孔が無いともいわれる。
…という
気味の悪いものです。
………。
以前書いた記事
人間と動物の半分半分は、
少し気持ち悪いですが、
そんな漢字もあるんです!
で紹介した漢字も
“山海経”に載っているものです。
………。
それでは…
それを想像すると
非常に気持ち悪い
伝説上の動物を
紹介しましょう。
内1つは
“山海経”には
掲載されていないものです。
………。
囲
(ダイ)
伝説の神獣。
人の顔を持ち
羊の角と
虎の爪を持つ。
………。
獬豸
(カイチ)
神獣。
羊または牛に似て
長い一本の角を持つ。
人が争うのを見ると
悪い方を角で突き
人の議論を聞けば
不正な方を食う。
これは
裁判や法の
公平を守る象徴とするもので
司法官の被る冠は
“獬豸冠”
(カイチカン)
といいます。
………。
(シュ・チュ)
伝説上の鳥。
体はフクロウに似て
人の頭と
人の腕を持つ。
………。
鴞
(ホウキョウ)
伝説上の怪獣。
体は羊で
人の顔を持ち
腋の下に目を持つ。
絵を見たことがありますが
…これは
気持ち悪いです。
鴞は
(キョウ・ギョウ)
フクロウ
又はフクロウ科の野鳥で
太い声で鳴き
貪欲な鳥のこと。
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