さて。
今日は男女共用水着のお話。
当事者であり、それなりにセクシュアリティに関する差別や悩みもありますが、みんな一緒にしようとしすぎる近年の風潮にも違和感を感じることが多いです。
多様化するセクシュアリティを理解しようと見せていることが明らかに企業のウリにするためだったり、
反対に、多様性を理解しない人はおかしい。といった雰囲気だったり。
私は理解出来ないことが悪ではなく、理解出来ないからと批判的な言葉や態度で誰かの人格を傷つけることが悪だと思うので、必ずしも全ての人に理解されたいだなんて全く思いません。
受け入れられない人がいるのも自然なこと。
だからこそ、
「全員男女共用水着を着なさい」ではなく
『新たな選択肢』が増えることは素敵だなぁと思います。
特に水着はボディーラインが強調され、制服より性的な目で見られやすいですものね。
私はメイクもお洋服も好きですし、女性のルックスで女性が好きなので体に違和感を抱くことは少ないですが、
そもそも『恋愛対象が女性』である前に、『男性恐怖』が強いので、泳ぐことが好きでもやはり学生時代の授業として取り組む水泳は嫌いでした。
男性の先生が担当の時はほとんどサボっていましたし、「なんで授業に出ないんだ」と言われても、狭く堅い学校組織では理由を話せるような空気でもなく、信じられる大人もおらず、ひたすら悪い女を演じていた気がします。
水着に限らず
「ずっとこうだったから今後もこうだ」
「少数派の意見なんて聞いてられん」
という考えではなく、
変わりゆくもの、変わらないもの、どちらも大切にしながら柔軟性のある社会になればいいなぁと思います。
私も現代の進化には疎く、メールより手紙派ですし、流行りには乗らないタイプですが、
自分と違う考えや感覚にも耳を傾け、理解しきれずとも知ろうと寄り添うことで見えてくるものがたくさんあることを強く感じる日々。
新たな感覚や異なる価値観を恐れることなく、出来るだけ広い視野で物事を捉えられるような人間で在りたいです。