新年初めての日本画教室。

生徒さんは鹿島から車で片道1時間半かけて来られている方お一人でした。

公募展にチャレンジされる25号の作品を仕上げておられました。

公募展に出す作品なので、私が直接手を入れる事は私はしません。

少しでも絵に空気が流れ、生き生きとした生命感と動きが出るように、流れに淀みが出ている箇所、硬く固まっている箇所に本人も気づいて納得して手が入れられるように。

真面目でご自宅でも家事やお仕事の合間にコツコツと制作を進めておられる努力家の生徒さん。

観察不足な部分はつい観念が先行してしまい、それにご自身で気がつかれると自然と手が入るようになるんですけどね。

アドバイスをしながらも、私自身の意識のあり方が再認識されて、自分の勉強にもなります。