ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 2枚組ブルーレイ&DVD (初回生産限定) [Bl.../スラージ・シャルマ,イルファン・カーン,アディル・フセイン

¥4,190
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内容(「Oricon」データベースより)
もっとも権威ある文学賞であるブッカー賞に輝いた、映像化不可能と言われた世界的ベストセラー小説を待望の映画化。アン・リーが贈る感動のアドベンチャー!なぜ少年は生きることが出来たのか!?極限状態における“絶望”と“希望”、そして“生きる”とは……。
少年と虎の友情を美しい映像で見せる生ぬるいストーリーかと思いきや・・・
深いの!深すぎて消化するのに時間がかかりそう!
(以下ネタバレ含む)
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虎は自分自身なんだね。多分。
遭難し、乗組員を食べ(母親も含む)、自然に打ち勝ち、最後に「神とは自分自身の内側にあるもの」って理解したんじゃないかな。
あらゆるところに散らばるメタファー。
ヒンズーの神、クリシュナの口の中に広がる宇宙の絵。
恋人が踊りで表現した「森の中の蓮」。
女性が横たわる形の島。
島で発見した蓮のような花弁を持つ食虫花を開くと人間の歯があった事。
主人公パイが複数の宗教を信仰していた事。
仏教では蓮の中に仏がいるという。
ヒンズーの口の中の宇宙。
花弁の中の人間の歯。
うまく言えないけど、みんな内側につながってくる。
人喰い島のミーアキャットや島を覆う絡まりあう植物は死体に群がる蛆虫の象徴のよう。
知人が「盲信者も表しているんじゃないか」と言っていたがそれも考えられる。
物理的に母親を食べて命をつないだこと、信仰心で心を保ったこと・・
島はそれらを表しているのかもしれない。
大きな魚をつかまえ「魚の形をして目の前に姿を表してくれたことに感謝します」と神に祈っていたのは、魚=人間でもあったのだろう。
なんだかそのシーンはすごく切なかった。
うーん、どうも支離滅裂になってしまったけど、繰り返して観るたびに新たな発見ができそうな、非常に深い印象的な作品でした。
映像の素晴らしさは泣けてくるほど!
この虎の名前、リチャード・パーカーは、ポーの小説『ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語』に出てくる。
遭難した4人のうち、リチャードがくじで負けて他の乗務員に食べられてしまうという・・
そして、それから約50年後にイギリスの船が難破し、小説と同じように4人の乗務員が遭難し1人の少年が食べられてしまう。
その少年の名前もなんとリチャード・パーカー!!
ポーは未来を感じ取る力があったのか?偶然にしてはあまりにも状況が同じ・・・
そんな曰くのあるリチャード・パーカーって名前を持つ虎。
やはりこれも「乗組員を食べました」ってメタファー以外の何物でもないよね・・