3/18～3/24まで宮崎へ行ってきました！

昨年9月に初めて行って以来、大好きな宮崎。

四季を体験しようと、1月に冬体験、今回は春体験

少しづつ書いていこうと思います。

まず、向かったのは鹿児島県の溝の口洞穴

数千年の長い年月をかけて作られたといわれる洞穴は、横14.6m、高さ最大6.4mあり全長209.5m　（公式ページより）

道の途中に案内板がたくさんあるので迷わないけど、途中細い山道を登っていきます。

駐車場から、空気が違うことを感じます。

洞穴の入口には大きな懐中電灯が置かれています。他の方もいらしたので、私達夫婦で1本お借りしました。

洞穴を奥へ進むと本当に真っ暗で、懐中電灯がないと足元も見えない

全貌が大きな懐中電灯でも見えないので、どこが行き止まりでどこから奥へ進めるのかもわからない

それでも進むと、立ち入り禁止のテープが数メートルに渡り貼られていました

ここでおしまい？？？

他の方はこのテープまで進み、帰って行かれたけど、まだほんの数メートルしか進んでない。

きっと奥があるはず！探してみよう！

懐中電灯を向けてもその一部分しか見えないし、奥までは光が届かない

点を探す感じ。

ゆっくり探し、ここかな？というところで夫が天井に光を当てると、大きなムカデのようなわらじに足をたくさんつけたような虫がいた！

ひゃ～～～と昔の私なら叫んで怯んで、即座に引き返しただろう

夫も怯み、これ以上進む気はなさそう。

でも、私はなぜか恐怖を感じなかった。

「あ～、不思議な虫がいるね。以上！」という感じ。

マインドに惑わされない自分にそっと驚く。

マインドとは感覚、思考、イメージ、感情。

以前の私の頭の中は、多足の虫を見て

⇩

怖い、気持ち悪い、落ちてきたら嫌だ、刺されたらどうしよう、もっとうじゃうじゃいるかもしれない、踏むのも嫌だ

⇩

行くのを止めよう

という流れで、マインドに支配され、行動を狭めていた。

実際に起こっていないことを勝手に嫌な想像をしていた。

自分で自分を気持ち悪くさせ、行動をさせない、経験させないようにしていた

今考えるともったいないね。

経験できるはずのことを、自分で勝手に幻想を作り出して逃げていたのだから。

ここで、意味もなく「やめておけ」という直感が働いたら、行かなかったと思う。

その区別も今はついてる。

そんな訳で、怯まない自分に感心しつつ、奥へ進む。

懐中電灯は一つ。先を行く夫が前方を確認し、少しづつ歩を進める。

その光は私には届かない。

夫が進んでは、振り返り私の足元を照らし、という方法で少しづつ奥へ。

足元が悪く、ところどころぬかるみ、土も滑る。

そうして、多分一番奥と思われるところへ。

でも、今思うともっと奥があったのかな？200メートルは進んでなさそう、、、

そこは漆黒、闇、暗闇

自分が目を開けているのか、閉じているかもわからない

その中で聞こえる水の音

なんとも落ち着く、、、懐かしいような、包み込まれるような、、、

しばらく闇の中で水の音を聞きながら、くつろぐ

別世界にいる中で、水の音が現世を思い出させるよう

闇が包みこむ安心感

昔の人は洞穴は安心をもたらす場所だったかもしれない

そんなことを感じた

この人生のなかで、暗闇でくつろいだことってあったかな？

う～ん、思い出せない

闇＝怖い、恐怖という公式を当てはめて生きてきたからね

真っ暗だと感じたら、自動的に恐怖のスイッチを入れていた。

幻想のスイッチを。

幻想を取り払うと

ただ闇がある。

ただ真っ暗で見えない。

それだけなんだよね。

マインドの声を聞かなくなると、闇のなかにいる自分の本当の声が聞こえる

それが安心だった

人間は闇と共に生きてきたよね。

昔、歩くという手段しかなかった頃は、夜道、光がない漆黒の闇を進むしかなかった。

そこで怖いとか、足がすくむなんて言っていたら、生きていくことが困難になったろう。

この感覚を体感できたのは、本当に面白い体験だった。

そして、闇から出てくると、見える世界は光に満ちていた

こんな光の中で生きる私達は、光そのものだと感じた

闇があるから光がある

光があるから闇がある

どちらも必要なんだよね。

その両極を感じることができる場所だった。

行ってよかった

もし、行かれる場合は、防水で滑りにくい靴をおススメします。

♪　♪　♪

今日も明日もこれからも

ずっと素敵な一日を

宮崎旅行①真っ暗闇の溝の口洞穴が怖くない？