少部数印刷とは

少部数印刷とは

オンデマンド印刷機を使った印刷などを紹介。

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元々、印刷は大量に作ることを目的とした技術で、その中でも数が多ければ効率が良くなります。

反対に数が少ないと、効率が悪い(コスト高)となります。

その少ない枚数の印刷で効率が良い印刷方法として、少部数印刷機が出てきました。

これは、一般的にオンデマンド印刷と言われます。





少ない量で済む印刷物というと、サイズが小さいものや使用量、配布量の少ないものになります。

たとえば、名刺やはがき、部内で使う冊子や自費出版、同人誌などです。



今までどうしていたかというと、通常の印刷機で必要な枚数だけ印刷するのが主でした。

ですが、通常の印刷機(平台、オフセット印刷)ですと、湖底にかかる料金(一般的に版代といわれる印刷用の版作成料金(データ、刷版)が高く、1つ当たりの単価が数が少ないと高くなります。



オンデマンド印刷の場合は、データから直接印刷します。1枚印刷につきの料金となりますので、単価はやすくなります。逆に枚数が増えると、オフセット印刷と比べると、高くなります。



オンデマンド印刷機はどのようなものかというと、簡単に言えば、レーザープリンターを高性能にした機械です。

ですから、初期のオンデマンド印刷は、レーザープリンターのように、てかてかした仕上がりで品質もあまりよくありませんでした。



現在では機械にもよりますが、オフセット印刷の仕上がりとそん色ないレベルのできのものもあります。



特に、印刷用データの画質が印刷用に満たない場合(280dpi以下)の場合、オフセット印刷では、粗さが目立ちます。

ですが、オンデマンド印刷だと、それが目立いにくい場合もあります。

これは、インクの使い方が違うからです。

オフセット印刷では、

まず、版にインクをつけ、それをゴムに転写し、それを紙につけます。

色を表現するのは色の細かな粒点の密度で変わります。点は、一定間隔になっています。

それに対し、オンデマンド印刷はトナーインクのことが多く、紙に吹き付けますので、一定間隔でないので、解像度が低めでもオフセット印刷よりよく仕上がる場合があります。

関連サイト
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電子媒体に様々な印刷物が置き換わっていますが、それでもまだまだ印刷されたものはたくさん利用されています。
新聞やチラシ、教科書やパンフレットなどから、チョコやアイスなどの商品までいたるところに印刷物があふれています。

情報伝達の方法に文字ができてから、ドイツで大量印刷機が開発され、インターネットで情報をやり取りする世の中になってもまだまだ印刷物はあふれています。

この印刷物をつくることですが、普通に生活しているとあまりかかわることがありません。
といっても家庭用プリンターが普及していますので、家庭でプリントしている人は多いでしょう。
また、日本人なら、年賀状を印刷に出している人も多いですね。
とはいっても、会社勤めしているなら、名刺をたのんだり、会社案内をつくったりするでしょうし、様々な書類、封筒、広告物となんでも印刷します。

ですが、印刷がどのように行われているか知っている人は少ないです。

なんとなくはわかるけど、よくわからないというのが本当ではないでしょうか。
なぜなら、普段、今持っている印刷物がどのように作られたかなんて、考えないことですからね。

では、簡単に印刷の仕組みについて紹介しましょう。


印刷の仕組みはパソコンで作った書類やイラストをプリンターで出力するのと同じ仕組みです。
ただ、印刷方法によって、何個か工程が入ります。


まず、データ作成です。
現在はパソコンのソフトでつくるものがほとんどです。
データは印刷に適しだデータで作成されます。

一般的な印刷の場合は、イラストレーターやフォトショップ、インデザインなど、adobe製品を使用することがプロの場合はほとんどです。

そのデータから版を作るのですが、昔は、フィルムを作成し、そのフィルムから、印刷用の板を作成していました。

現在ではその工程がなく、データから直接版をつくる方法が多いです。

また、その版を作る工程を飛ばしたデータから直接印刷するデジタル印刷もあります。

こうなると、パソコンとプリンターとほとんど同じですね。

違いは印刷方法、インクの種類、紙のサイズ、仕上がり具合などです。

このデータから直接印刷できる印刷機の中でも、オンデマンド印刷機といわれる印刷機は、従来の印刷(オフセット印刷)にせまる品質で直接印刷できる機械です。

このオンデマンド印刷機ですが、間の工程がないので、作業工程が少なくなり、コストが安くなるのかというと、そういうわけではありません。

1枚を印刷する価格はオンデマンドのほうが高くなります。
ですが、少ない枚数を印刷するとなると、工程でかかる費用(固定費)が少ない分、トータルコストが安くなります。