久し振りの更新です。兼ねてより S-150MK2のハム(バズ)音との戦いなど
S-150MK2の泣き所を報告してきましたが2024年モデルからはそれが
一度に改善されました!!
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========= 2024年改善点 ==========
150℃以上にもなる抵抗器の発熱が半減された
ブーンという僅かなハム(バズ)が退治された
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それはもうドラスティックな改修で、実質的に S-150MK3 と言えるものです。
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ケーブルが極力減らされています。
プロテクションリレーは1個から左右独立で計2個になりました。
ヒートシンクには導風板が取り付けられ、底面から吸い上げられ
ヒートシンクで暖められた空気が筐体内に広がらずに
天板の通気孔から出て行くようにする工夫されました。
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入力段のオペアンプを駆動する電圧を作る回路は、S-75MK2と同様にツェナーダイオードが
仕事をしない非安定化電源に変更されました。
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100V駆動時の抵抗器の温度は約80℃。まだ高い気がしないでもないですが
150℃であった事を考えればだいぶマシです。これで長持ちするようになりました(たぶん)。
でもこういう熱い抵抗器の近くに電解コンデンサを配置しないで欲しいなぁ。
この心配を無くすには外部電源供給する事になります。
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中古のS-150MK2はこの点が不安でした。
↓使い込まれた典型的なS-150MK2の裏側,この熱は確実にパーツにダメージを蓄積させます。一番弱いのは電解コンデンサ
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