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ガンプラ ギルビジョン

ガンプラのブログです(^^)

自分の作ったガンプラを紹介して、そのモビルスーツに対する僕の思いを、自分勝手な『ギルビジョン』を通してつづります(^_^;

気軽な気持ちで、眺めていただけたら、幸いに思います(^^)

ポルシェ961



ポルシェ959は 
ポルシェ初の4WD車で 
当時のポルシェの技術力を結集して制作された名車でした。 



 1983年、フランクフルトショーでグルッぺBが発表されました。 

このモデルは生産車にフィードバックすべき技術のトライアルモデルとして、 
1986年から959として限定生産されました。

 当時のグループBのホモロゲーションを取得するため、200台の生産予定でスタートしたプロジェクトは、予想をはるかに上回るオーダーに少しでも応えるために増産されることになり、最終的には283台が生産されました。 
日本では、ビートたけしさんの愛車として有名でしたね(^_^)。


 公称値である最高速度300 km/h以上を何ら問題なく達成し、
その一方で930をベースとしていることから後席を有するなど、高い走行性能と実用性を兼ね備えたモデルでした。 


 1986年にはレイド車両が過酷で知られるパリ・ダカールラリーに出走し、
1-2フィニッシュを達成。
サポート車の役割で出走していた3号車までもが6位に入賞し、
この成果を受けて同年に市販が開始されたのでした。 






↑2025年3月に制作した、グンゼ産業の
レイド車両の959のプラモデル。



 そして同じ1986年、 
この959を、ル・マン24時間レースに参戦させるため、サーキット仕様に改修したのが
ポルシェ961。 





 ラリーの為に開発され、それがサーキット仕様に改修を受ける……
僕は、あの「ランチア・ストラトス」を連想します。 

 言わば、このポルシェ961は、「ランチア・ストラトス ターボ」の立ち位置に相当するマシン! 


 そして、1986年のル・マンで 
このポルシェ961は
プロトタイプレーシングカーたるグループCカーに割り込み、
7位で完走を果たします!
 GTカーのカテゴリー
「IMSA-GTX」クラスでクラス優勝、となりますが、この年、IMSA-GTXクラスでのル・マン参戦車両は、
このポルシェ961のみでした
(世はグループCの時代……そりゃそうです(^_^;) 

 そこで、結果を出してしまうポルシェ。
言わずもがな、ですが、
名門ポルシェの底力を実感する出来事でした! 

 この1986年仕様の961は、スポンサーマークの入っていない、白一色のシンプル(物足りない(^_^;)デザインだったのですが




 翌1987年のル・マンには、
ポルシェ956やポルシェ962Cで有名な、「ロスマンズカラー」をまとい、
前年と同じIMSA-GTXクラスから
参戦するも、


完走目前にしてクラッシュしてしまい炎上してしまいます…(惜しい!) 


 しかし、このロスマンズカラーの961はその後レストアされ 
現在ではドイツのポルシェミュージアムに展示され、 



しばしばイベントなどでサーキットをエキシビション走行しているようです(^_^)




……


さて、
キットの方ですが
ポルシェ961の1/24のキットは
非常に少なく

タミヤからかつて発売されていた
1/24のみ……


しかも、これは特殊なキットで
ディスプレイモデルではなく
1986年の発売でありながら
なんとモーターライズ仕様!!

それもそのはず
このポルシェ961のキット

かつてタミヤから発売されていた
1/24のラジコンシリーズ
「タムテック」のボディを流用したプラモデルなのでした!

↑タムテック。レーシングカーとロードカーは1/24、F1は1/14というスケールのラジコンでした。

なので

このボディ……

フロントガラスの透明プラスチックは、最初からボディに接着されており、
ルームミラー、サイドミラー、ワイパーはオミット
そして!
最大の問題点は、ライトがディテールとしてしか再現されていないのです!


↑それらしくするには、こちらの完成見本のように、ライトをまるでトリックアートのように塗装するしかありません……

そして
シャーシーは、コクピットは比較的に本格的に再現されているものの、
モーターライズなのでマブチ130モーターと電池が入る仕様で
もちろんエンジンはオミット。

しかも!
ありえない事に、フロントタイヤが左右に可動する機能がなく、
フロントタイヤもリアと同様にシャフト棒でつながっているだけ(>_<)!
(すなわち、モーターと電池を入れても、まっすぐにしか走行できない設計(>_<))


幸い、
ノーマルのポルシェ959のキットが同じタミヤから発売されているので、
シャーシーをはじめ、ライトなどもろもろ部品をこちらから流用しながらの制作となりました。





ライトを開口して、ポルシェ959のライトを移植しました。



↑こちらの仕様のキットですが……

↑こっちのほうがカッコイイので

↑デカールを入手!



タミヤ ピュアホワイトと
クレオス インディブルーで塗装。









ポルシェ959のシャーシーに
ポルシェ961のコクピットとロールバーを移植、
足回りをシャコタン加工して……


完成!















↑ポルシェミュージアムでは
パリ-ダカール・ラリー仕様のレイド車両959と、
ル・マンに参戦したロスマンズカラータイプの961が並べてある(あった?)ようなので
そのようにして
ディスプレイする事にしました(^_^)

これがやりたかった\(^^)/!!



こうして見ると
ちょっと「弁当箱」のようなマシンですね(*^^*)


在りし日の、珠玉のマシン、
ポルシェ961!

完成です\(^^)/!