先ほど父親が他界しました。

「おーい!」一階で寝ている父親に呼ばれ行ってみると、高く手を上げて「天井の窓を開けてくれ。お風呂の窓もトイレの窓も、家じゅうの窓を開けてくれ。」そう言われました。

家族全員が揃った後、暫くは寝たり起きたり俯せになったり、ひどく痛がりましたが、天井に向かって高く手を上げて、そして静かに息をひきとりました。

天からおりてくる光に吸い込まれるように家じゅうの窓から飛び出して行ったのでしょうか?

十数年もの長い間、第六感による奇病とされる病気でずいぶん苦しみ、最後は末期癌でしたが、家族皆に愛され、看取られ、大往生の人生だったのではないかと思います。

大事に育ててくれて有り難う。お気に入りだった洋服と靴を用意したので、苦痛から放たれて自由を満喫してください。パパ安らかに。
アホなガキの不手際で、残業・休日返上で働かされる度に逆流性食道炎になる

昇給させない為だか、仕事を進める為かなんか知らんが、いい加減にしてくれ

何もできんガキに偉そうな仕事さすな、都合のいいように勘違いしやがる

できん仕事フォローしてやって、せっかく作った素材もノウハウも全て与えて、営業案件も全部決めてやってたのに、客の地雷踏んで全部おじゃんかよ

会社は、こっち側のストレス組んでくれたことあるんか!

上にも下にもアホばっかりつけて、がんじがらめにしやがって、いい加減にさらせ

アホにはアホをつければいい。仕事の出来るヤツを巻き込むな!
暗い。夜の会社?会議室?
絨毯の敷かれた廊下を歩いて、エレベーターホールの手前の部屋。

奥で映写機がまわっているような漠然とした映像。

何故か部屋に入り、身体を横たえる。

部屋の鍵は空いたまま

金髪の若い女と背の高いつばの広い帽子を被った女が左横に立つ。

「誰かいる!誰かいる!」必死で声を出した。

金髪の若い女が
「ほら、もうきたよ」と呆れた口調で言う。

なおも、わたしは続ける
「誰かいる!誰かいる!」
必死で声を出し続けた。

母親の声が聞こえてきた。
「よしみちゃん、どうしたの?凄い声やよ。怖い夢でもみたん?」

夢から覚めた。

母親がポツリと言った。
「お父さんみたいやなー。」

私は悪夢を思い返し、ブログを書いている。
何故部屋に入ったのか?何故エレベーターに乗って帰らなかったのか?

帰らなかった罪悪感か?他の事か?
私は罪悪感に苛まれていた。