今日もやっていきましょう。
昨日の続きからですね。
昨日はステムベアリングを外すとこまでで止まっていたので、今日は組んでいきます。
アウターレースまではネックに組み込んであるので、いよいよベアリングを組んでいきます。
純正のベアリングのタイプだと、全部バラバラの状態で組むのでグリスをべったり塗って粘着力で組んでいきますが、今回はテーパーローラーベアリングなので、ちょっと違います。
これはステム下側のベアリングです。写真のように、ボールではなくローラー型の球が入っています。
この隙間にギッチリとベアリンググリスを詰めます。
グリス詰め専用の機械もあるんですが、手のひらで詰めることもできます。
こっちは上側のベアリング。このようにテーパー型をしているのでテーパーローラーベアリングと言いますね。
とりあえずベアリングで手がベタベタなので、一度洗いましょう(笑)
はい。下側に組み込んでいくとこんな感じです。
ちなみにコンコン叩いて入れていきますが、中心側の円をあまり一気に力を込めず叩いてください。
一気に行こうとして斜めに入ると厄介です。それと、中心じゃない外周の円を叩くと壊れます。
組みあがったステムを外したのと逆に下からネックに入れて、上側のベアリングを入れてカバー入れてナットをかけます。
上側はベアリングは叩き入れたりする必要は無いです。置くだけです。
で、このナットですがご覧のように切れ込みが4か所均等に入ってます。
マイナスドライバーでコンコンして閉めたり緩めたりできます。
でも、工具もあります。
車の車高調レンチでも、バイクのリヤサスの調整でも使うやつです。
大きさにこそ種類はありますが、円の径とナットの厚みさえ合えば何でも同じく使えます。
こいつでまずは目一杯締めます。で、いったん緩めて、さっきより気持ち弱めに締めます。
そしてハンドル回り組んじゃいます。
バリオス組むの簡単でいいっすわ。(慣れもあるけど)
トップブリッジもセンターナット締めて、ここまで来たら最終仕上げです。
さっきのナットをもう一度調整です。
ハンドルが左右に回したとき重すぎず、ちょっと車体を傾けたら自然にふわっとハンドルが切れていくくらいの締め加減に調整してください。
これは走行で少し緩んでくる場合もあるので、点検して締め付けの調整をし直す必要のある部分です。
ちなみに新車は少し規定よりキツ目で出荷されていることが多いです。
なので、人の好みで少しきつめにしておく人もいます。
ゆるめは聞いたことありませんwベアリングダメにするだけです。
僕はいつでも調整できるのでいいところにする派です。
ここまで来たら、あとはシーズンインの為の整備です。
チェーン回りだったりプラグだったりの清掃・点検・調整・場合によって交換ですね。
で、ササっと済ませて外装組んで完成。
今日は日中は8度くらいでしたが、さっと試運転しました。
はい。息継ぎなし。
まあ当然のように抜けすぎマフラーで燃調が薄かったのは見え見えでしたので予想通りです。
スロージェットが#32から#38へ変更。
ニードルは純正位置。
メインジェットは1・4番#102 2・3番#98
パイロットスクリュ 1と5/8が基準 1と1/2+1/8回転からスタート。
ほぼそのままでいい感じですが、ちょっと濃くしたいなー・・・
でもこのままでも不調は出ないしなー・・・
くらいまで合わせました。
結果ジェット+ニードルはこのまま行きます。
パイロットスクリュを最終的に1と1/2+1/4回転で落ち着きました。
8度の気温の中でちょっと薄いかなぁ?でも不調は出ないしなぁくらいで合わせたのは、気温が低いので少し濃いめのセッティングになりがちだからです。
今ばっちり合わせると、真夏に濃い症状になるのを回避したわけです。
まぁ純正キャブなので、そこまでシビアなセッティングを出さなくても大丈夫です。
とりあえずそんなこんなでもっと時間かかると思っていましたが、終わってしまいました・・・・
あと一週間は時間使いたかったなぁ。
やべぇ。暇になったら早く乗りたい病がはじまる・・・・