今回はMC51 CBR250RRのウィンカーについてです。

先行発売されたインドネシアと今年になって国内販売開始になったCBRですが、一番大きな違いはウィンカーです。

インドネシア仕様は新型CBRの特徴でもあるヘッドライト上のポジションライト。

これがウィンカー点灯時には白が消えてオレンジで点滅します。

ここがポジション兼ウィンカーなので、国内仕様のようにカウルから左右に別体のウィンカーは付いていません。

見た目スッキリしていてカッコいいです。

しかし、国内仕様は法的な制限からウィンカー位置がライトと近すぎるためここをウィンカーと認められないので、ポジションは白色常時点灯のポジションのみ。

カウルから出た両サイドのウィンカーが、オレンジで常時ポジション兼ウィンカーとなっています。

てことは、国内仕様はデザインの過程では存在しないウィンカーを付け足さざるを得なかったということですねぇ。

じゃあ元のデザインに近づけよう!!

と言う事で早速やってみます。

今回はあまり居ないとは思いますが、自分のもやりたい!!と言う人のために出来るだけ分かりやすく解説しながら進めます。

まずはカウルを外します。

両サイド、インナーカウル、そして今回はフロントも外します。


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まぁこうなりますわな。で、中央に写っているカプラー。とりあえず外して検電かけました。(念を入れて)

向かって左側から来て、右側に流れています。と言う事は、右側(車両の左側)のカプラーが各ライトまでの配線と言う事になります。


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サイドカウルですが、この穴にウィンカーが付いていたのですが、取っ払いたいと思います。

しかしこの穴、40mmX30mmほどのデカい穴です。どうやろうか考え中です。

話しは戻って、調べた結果さすがはホンダさん。

ウィンカーを追加しただけで、配線はそのまま生きています。電気を流していないだけです。

ポジションユニットもそのままで、白色とオレンジのLEDはちゃんと入ってます。

なので光らせていないだけです。

そこで、きちんと結線し直せば元通りになると言う事ですね。


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車両左側のウィンカーのカプラーです。

ご覧の通り左ウィンカーの配線の色は「オレンジ」「オレンジ白」「緑」となっています。

これは順に「ウィンカー」「ポジション」「アース」の配線です。

右は「水色」「水色白」「緑」で、順は一緒です。

まとめると

左ウィンカー=オレンジ
左ポジション=オレンジ/白
右ウィンカー=水色
右ポジション=水色/白
両アース  =緑

となります。


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僕の場合は元に戻したり、サイドのウィンカーを追加したりできるように配線を二股化に加工して、こうしました。

赤黒の二本の配線を使って、「オレンジ」と「オレンジ白」の配線を分岐させます。

緑は要らないのでそのままでいいです。

分岐させたことで、純正のカプラーには今まで通りの電気が行っています。

これを右のウィンカーでもやります。

本当は4色配線を用意するといいでしょうが、僕は必要ないので2色でやりました。

ここで中央のカプラーに行きます。


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これは正面向かって右側。つまり車両の左側のカプラーの拡大です。

左右で配線した線を、純正の配線が通っているところから中央カプラーまで持ってきます。

次に、ここのカプラーは配線が沢山ありますが、何も心配いりません。

一応検電して確かめましたが、配線の色は先ほど結線した配線と同じ色です。

なので、元に戻せる程度カプラー側に余裕を持って配線を繋ぎたい色4色をカットします。

そして、先ほどウィンカーから分岐させた配線を色通り結線すれば完成です。

一応補足としてですが、中央カプラーに結線する際、切ってカプラー側に残った線ではなく、ライト類に向かっている方にウィンカーから来た線を結線させます。

そして、カプラー側に残った配線は、確実に絶縁しておいてください。

厳密に言うと、「オレンジ」と「水色」はウィンカー線なので、これには車両側から電気は来ていませんのでいいのですが、「オレンジ白」と「水色白」の配線は、元々は車両側からアクセサリー電源が来ているので、確実に絶縁してください。

僕の場合はカプラーから結構ゆとりを持って結線したので、ライト前のカプラー付近ではなく、ライト下と言うかライト裏の方で結線した感じになります。

これはやり易い場所でいいと思います。どこでやっても色は変わらないので大丈夫です。


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はい。ここまで出来たらとりあえず動作確認です。

カウルを付けてしまってから不具合が発生したらまた外すの面倒ですからね。

まずはキーONで全ライト点灯。


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当然こうなりますわな。

続いてウィンカースィッチON。


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はい、ちゃんとオレンジに光ってますがな。


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写真では反射して分かりづらいですが、ウィンカーを出している時にウィンカーが消灯している時はちゃんとポジションも消えてます。

全灯の画像と比べれば、ウィンカーを出してる方のポジションが暗いのが分かると思います。

と言う事で、結線の方法と要領はこんな感じです。

後はカウルを元に戻すだけですが・・・穴が・・・

ここからは個々の好き好きとセンスがあるので何とも言えませんが、僕は国内仕様の純正ウィンカーをキャンセルするつもりなので、穴をふさぐ手段を考えます。

パテ埋めなど色々考えましたが、最悪元に戻せるようにと言う事で、カウルの加工はしない方向で。

かと言って穴あきっぱなしって訳にも行かず・・・

何かいいものはないかとオートバックスを物色。

見つけました!!


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カーボン調のフェンダーガード。

これ、左右用に背中合わせで各大きさ4種類が2枚づつ入って8枚入り。

両面で貼るだけで、組み合わせれば穴が埋まるのでは?と買ってみました。

ちなみに税込¥1,500くらい。

早速貼ってみる。 


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これが


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こんな感じ。

離れてみると


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まぁいいんじゃない?もっといいものが見つかれば、両面だしすぐ取り換えられるし。


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正面から見ると、サイドのウィンカーが無くなってだいぶスッキリしました。

こう見るとミラーデカいな。。。

と言う事で、今回はMC51 CBR250RR 国内仕様をインドネシア仕様のウィンカーポジションに変更でした!

分かり辛くて詳しく聞きたい方はコメ欄からどうぞ。