試行錯誤の上、ようやく復活したクラブマン。

と言ってもメカトラブルではなく電気系トラブルでした。

症状は、メーターへのパルス信号の誤作動。

しかしこれはIGコイルへの信号も兼ねているので、実は重大な症状でもありました。

結果的にCDIの不良によるものと判明し、予備のCDIに交換した結果一発で解消すると言う、長い間悩んでいたものがここか!!と言う結果に。

メーターの話は後回しにし、CDIはエンジン回転数とともにIGコイルに信号を送り、点火のタイミングまでをつかさどる重要な部分。

当然走りにも影響をきたしていたことでしょう。

しかし、CDIは実際完全に死んでくれるか重傷な症状が出ない限り中々故障具合が分からないもので、アイドリング時の不具合であったり、中回転のみ・高回転のみと、その時しか症状を現さない場合は非常に厄介です。

こうなると、他から潰していって、他に考えられないとなって交換してみるようなもんです。

実際、カラ吹かしではありますが、高回転では以前より回転がスムーズに回るし、エンジンの始動も一発始動です。

CDIを変えるまでは、この寒い中、しかも社外のレーシングキャブで、ガレージ内をストーブで温めてスロットルアジャストをいじくりながら何度もセルを回して一番いいところで始動。

そこからアイドリングの回転数を合わせるような始動でしたが、CDIを変えた途端、寒いガレージでストーブ点火してすぐにセルを回しても一発始動。

メーターも不具合一切無し。

もうこうなると言う事なしです。

そこで、エースウェルのメーターには色々と付属品が付いてきます。

スピード・回転数のものはもちろん、ラップタイムの計測装置やら何やら。

カプラーもオプションでどんどん増設できるように使わないカプラーがいくつかあります。

その中で「おっ」と目を引いたのが、水温・油温のセンサー。

多目的メーターですので、表示させる機能は元々内蔵されています。

外気温センサーは元から付けてはいたのですが、クラブマンに油温計とセンサー追加したいなぁとは思っていたので、付けてみようかなぁなんて。

で、早速物色。

はい、箱の中に付属部品として入ってます。親切ですね。

取付けに関しては車種ごとのオプションのアダプターをお求めください的な。

もちろんクラブマン用なんてラインナップにはありませんw

加工して取り付ける他無いと判断。

手っ取り早いのがオイルのドレンです。

クラブマンはM12のP1.5です。

付属のセンサーは、PT1/8のテーパーネジのオス。

変換アダプターで付ける方法も試みましたが、付くことは付きます。

しかし、スペース的にオイル交換のたびに回すことを考えると・・・

ん~。一旦ここは保留ですね。

どこかないか探していたら、ありました!!

オイルフィルターの蓋。


イメージ 1


赤丸のボルトを3本外すと外れます。

そして、紫でココと書いてる場所。ここに注目しました。


イメージ 2


赤のOリングで漏れ止めをしているんですが、オイルの通路として、エレメント中央のスプリングが乗っかっている紫矢印部分。

ここの中心に穴が空いていて、それがケース側にも空いています。

で、その穴はケース側のOリングの中心の穴につながり、それがエンジン側の矢印で繋いでいる穴に抜けていきます。

おぉ!オイルライン発見。

そこで、1枚目の部分はと言うと、しっかりツッペがしてあります。

なので、ここに取り付けることにしました。

ツッペのセンターに下穴を空け、PT1/8なので8mm位のドリルで仕上げ。

しっかり貫通させて、1/8のタップでネジを切ります。

で、センサーにシールテープを巻き巻きして取付け。


イメージ 3


見づらいですが、しっかり付いてます。

あとはメーターとセンサー間の配線をして・・・・

作動もばっちり!!

ん~。

トラブル解決からのついでに進化。いいですねぇ。非常にいいですねぇ。

今回はこんな感じでした。