システムキッチンのステンレスの材質は、カタログなどには書いてありません。

大学の卒論テーマがステンレスなので、この辺が気になります。

消費生活センターでもキッチンのステンレスがすぐに錆びて問題になることもあるみたいで、材質が気になって調べてみました。

クリナップのカスタマーセンターに聞くと、以下の回答がもらえました。

 

①ラクエラ標準ワークトップ
・素材:NSSC180
・厚み:0.65mm

②ラクエラ美サイレント仕様ワークトップ
・素材:SUS304
・厚み:0.65mm

③ステディアワークトップ
・素材:SUS304
・厚み:0.65mm

 

SUS304はステンレスの王様ですね。オーステナイト系ステンレスで防錆性はとても優れています。

NSSC180は知らなかったので調べてみましたが、フェライト系ステンレスですね。

フェライト系はSUS400番台で錆びるイメージがあります。

材料メーカのカタログをみるとSUS304に匹敵する防錆性があるみたいですが、やっぱりSUS304のほうがイメージがよいです。

 

ショールームのお姉さんにこの話をしましたが、「ステンレスのシンクは全部材料は同じ」って言ってました。

勉強不足ですが、普通、ここまで気にする人はいませんね。

 

ちなみに競合のタカラスタンダードにも聞いてみました。

*サンドエンボス:SUS443J1

*オーバルエンボス:SUS430

どちらもフェライト系ステンレスですね。特にSUS430なんて、普通に錆びる気がします。(私見)

これを確認した時点で、タカラスタンダードは落選です。

 

さすがにステンレスのクリナップ。ステンレスにはしっかりした材質を使っていますね。