「介護職員」の日常風景

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2014年9月より、介護職に携わって9年目に突入しました!
経験談や、今思うこと、趣味についてなど色々書いていきます!

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皆さんは『暗い日曜日』という曲をご存知ですか?

1933年にハンガリーで発表されたこの曲、実は「聞くと自殺する」という、記録されている限りでは最も古い「自殺ソング」なんです。

この曲を聴いて実に数百人もの人が自殺したと言われています。(もちろんデマ説も有り。)

YouTubeにいい音源がたくさんあります。

ではまず聞いてみましょう。


美しくも、重苦しく、悲しい曲調ですね。

僕がこの曲を知ったのは、16歳の時です。

スティーブン・スピルバーグ監督が1993年に製作した映画、『シンドラーのリスト』の冒頭で使われていたのを観たのが最初でした。

それからはこの曲に取り憑かれ、何百回と聴きましたが、幸いにもまだ自殺していません。

世界的にはJazzの女王、ビリー・ホリデイがカバーし歌ったのが有名です。


そして今回ご紹介したいのが、1999年に『暗い日曜日』という曲をモチーフにして作られた映画、『暗い日曜日 (Ein Lied von Liebe und Tod - Gloomy Sunday)』です。

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第二次大戦時、ドイツが力をつけていった頃、プダベストにレストランをオープンしたユダヤ人サボーと、その恋人であり、そのレストランの給仕として働く美女イロナ、レストランの雇われピアニストであるアンドラーシュ、そのレストランの客であり、後にナチスの隊長となるハンスの四角関係のラブストーリーです。

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その映画の重要な役割として、この『暗い日曜日』の曲が出てきます。(ただし、この曲の作曲者やその作曲背景は全くのフィクション。この曲とその「自殺ソング」としての当時の流行ぶりのみを採用している。)

日本だとかなりのメロドラマ的な扱いになりそうな気もするストーリーではあるのですが、この映画の素晴らしいところは、その音楽です。

ピアニスト、アンドラーシュが初めて店を訪れ、オーディションを受ける時に弾く曲は、とても秀逸です。

その曲名も『Andras Spielt (アンドラーシュの演目)』という名前が付けられています。

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この曲の素晴らしさに胸を打たれます。


そしてこの主役を演じているハンガリーの女優、エリカ・マロジャーンの美しさにも吸い込まれそうになります。

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機会があれば是非観てみてください!!

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今回はYouTubeのリンクを多く張っています。
でもどれも一聴する価値はあると思いますので、是非リンクを開いて、この『暗い日曜日』という曲の素晴らしさに触れてください。

でも自殺しないように!(笑)

最後に、映画『暗い日曜日』の中で、登場人物であるサボーとハンスが、この曲についての印象を語るシーンがあるので、ご紹介します。

「不思議な曲だ。まるで聞きたくない事を言われているようだ……。」

「ああ。だが心の底では真実だとわかる……。」