いま流行りのララランドを劇場で観てきたので、ネタバレも含めて、ごくごく個人的な感想を。





ふたりが恋に落ちるまでの描写が素敵だ。
少女漫画好きとしては、最初は気が合わないけど…、くっつくまでじれったい…、というテンプレも高評価。
予告でやっていた圧巻のダンスシーンもほぼこの前半にあるので引き込まれた。
ただ、空中に浮かび上がるシーンは正直ポカン。舞台でやったら綺麗だろうな。


そして訪れるすれ違い、リアリティがあり過ぎて泣けた。
お互い相手のことを想ってるのに、噛み合わない。
ミアの言うことも分かるけど、でもセブもサプライズの準備したり頑張ってて、でも自分が夢を忘れて稼ぎを求めたことを全部ミアに負わせるのは違うでしょう、とかモヤモヤ。
そろそろこの映画はどうやって終わるんだろうと気になってきた。


いい意味でか、悪い意味でか、期待を裏切るラスト。
ふたりのハッピーエンド、そして冒頭のような派手なダンス!!
…が見たかった。
あまりに切なくて、最後の最後まで、あの人がベビーシッターさんであることを願ってしまった(笑)
ただ現実的には、大きな成功を収めた人が変わらずにいられるわけはないし、テンプレ通りにも進まないのだけど。



総じて、ありきたりなラブストーリーを軸に、夢の果てにある成功と代償を描いた作品。
生演奏かと思うほどジャズが良いので、劇場で見れたことは良かった。




小ネタ:
セッションの鬼教官が出てきたときは、思わず
ヒイィ(゚д゚lll)ってなった。
案の定クビになった(笑)