photo:01



ホップステップジャンプが出来ない人は錆びついたネジみたくじっと動かない憶病者か、雨後の筍の如く一晩ででっかくなってやろうと計画を企てる愚か者のどちらかではないか。

僕は多分どちらかに属した人間なのです

尚且つした気になるのは人一倍得意なものですので
なかなか出来てない人間だと再確認いたしました。

どうか社会の一級河川を海まで下りきってあーしょっぱいと大きな声で叫びたいものです。

5月こんにちは
2010年もあと半年と少し
フジロックフェスのラインナップに浮かれてる場合じゃない。
日記を頑張って付けながら自分の駄目っぷりをチラチラ漂わせつつ
多少なりとも善戦せねば。

一つわかったのはナマズ釣りは精神解凍の妙薬ですが
摂りすぎるのも良くないのです。

photo:01



水底に沈んでいくことで自分の最先端に辿り着くことが出来るはずですが
今の僕の心は春のブラックバスみたくフワフワ浅瀬へ浮き上がっています

透明のインクで落書きをするみたく
日常のスケジュールを極めて自己完結に浪費するのです
photo:01



真新しい習慣が生活の隙間に入り込むと、途端に疲弊してしまいます

だけれど最近はスカスカで充実からはかけ離れた生活をしてるというのにズブズブと憂鬱の泥沼に体が沈んでしまっています

タバコの煙と一緒に溜息を吐き出していると次の呼吸で5分前に放り投げた悩みの埃をまた吸ってしまいました

欠伸をして枯葉を踏みつけた足の下からニョキっと悩みのたねが発芽します


photo:01



変拍子で刻む足音に耳を立てる猫の尻尾は夜の隙間から漏れる電波を敏感にキャッチするアンテナです

川辺の地面に刻む不規則な足跡に出来た水溜りは欲望の木から溢れた樹液だ

新しかった昨日を惜しみながら着古した明日の洋服に袖を通した時から僕の今日は始まるのです

両手の指では足りないくらいに見過ごしすり抜けて来た日々をカチカチ数えてうなだれるくらいなら
夜の梟の如く眼を見開いて1000年先を見透いてやりたい


photo:01



心の潮が満ちるのを今か今かと待ちわびる僕はタイドプールに取り残されたヤドカリのようで

いつの日か満月と憂鬱の壁に挟まれた小さな磯から宿すら捨てて飛び出してやろうと目論んでいるのです


photo:01



プラットホームでゆらゆら揺れる気持ちとさよならしました

最終電車から眺める街の灯りは急ぎ足で目の前を通り過ぎていくのに
僕の中に新しく生まれたモヤモヤは回遊魚の如く頭の中でぐるぐるループします

ひょっとするとこのモヤモヤフィシュたちは終点の駅まで連れて行って欲しいのかもしれません
でも途中下車する僕には終着点まで連れて行く勇気がないのです
時間や運賃を言い訳に頭の中を泳ぎ回る魚を見ないふりしていつも通りの切符を券売機から出してサッとポケットに隠します

もしも僕が終着点をこの眼で見てやると決意して電車に乗り込んだ時
まだ頭の中の水槽に魚たちは居てくれるだろうか

不健全な溜息と閃きを餌に健全に育てた魚たちを終着点で川に放した時
空っぽになった僕の水槽に新しいなんやらかんやらを詰め込んで家に帰れるなら心に溜まった不安と鬱屈の泥も一緒に置いてけぼりにできそうです

規則正しく運行する電車と不規則に飛び跳ねる心を一杯まで水を入れた水槽を隔てて覗き込んだ僕はやっぱりまだ終着点を目指す勇気が持てなかったのです

photo:01



あの年から僕の頭にはもやもや分厚い6月の雨雲が広がり始めたのです

何気なく泳ぎ回っていた川が傲慢という名のショベルカーと排他という名のブルドーザーによって
コンクリートだらけのフラットな川に仕立てあげられてしまいました

川の周りでは沢山の知らなかったり知ってたりな人達が行き交い笑います

川の変貌ぶりにすっかり萎れてしまった僕の心は小さなプライドや奥底に鍵をかけて閉じ込めた本音や薄汚い憎しみを
大好きな音楽と一緒に掻き集めて12月の軒下のテントウ虫みたく寄り添い合いながら隅っこでじっとしているしかありませんでした

寒い寒いと心でぼやきながらヘッドホンで雑踏を遮りメンドクサイのダウンジャケットのファスナーを目一杯上げた冬の僕を軒下から見つけてくれた数少ない現在の友人には感謝しかありません

せめて周りに居る人だけでも幸せになったらと皆が思えば皆が幸せになると思うのです



何事も3日坊主常連ですが、せめてこれくらいは続けていきたいと思います。


photo:01



川に釣り糸を垂らす時ように
自然なエネルギーを自然なままに創造力に持って行きたいのです

ヘッドホンから弾ける音の正体は
いつまでたっても他人行儀でどこかよそよそしいのです

欠伸をしながら伸ばした手は何も掴んでこないままブランと僕の肩から垂れ下がります

お箸を使えない赤ん坊の様な僕は
お腹をグルグル鳴らしながら目の前の食べ物を眺めるだけです

鯉が砂底を食むように
梟が眼を見開くように
猫が尾を揺らすように

本能の赴くまま健全なエネルギーを内側に発散することが創造のスイッチをONにする方法なのでしょうか

試行錯誤への寄り道がまだ終わりません

photo:01




明日に持って行こうと鬱屈の紐で縛った荷物を今日だけはもう見ないように過ごそうとしたのです

けれども待ち伏せする明日は目覚めた僕の頭の中にまるでベルトコンベアで運んで来たように昨日のそのままの荷物をいじらしく見せつけます

紐をプチんと切る勇気も持ち合わせていない僕はしょうがないを繰り返して壁にもたれ掛りながらまた次の朝に未開封の荷物を引きずって行くのです

photo:01



何ともないといえば何とも無い

ただ日々の欠片を化石と見て隙間を埋めようと四苦八苦しているだけなのでした

追い越されて流される間に流木の隙間に挟まって動けなくなってしまえばいいのに

なんとかしょうがないと思いながら立ち止まって通り過ぎる景色をそれとなく見続けていたいのです

池の底でじっと水温が上がるのを待つ冬のナマズのような僕の心は
ちょっとした風でゆらゆら揺れる水草のようで私事ながら明日にでも枯れてしまうのではないかとハラハラおろおろしてしまうのです