中国の医療機関で、治療内容や診療費用などに不満を持った患者や家族による医師らに対する暴力事件などが頻発している。親族などが集まって暴動状態になったり、医師らが死亡したりしたケースがあり、当局は病院の警備態勢強化するとともに、第三者による調停委員会の設立も進めている。患者や家族の怒りの背景には、診療費が高額な一方で、ずさんな医療行為が横行していることもあるという。
(木村成宏)
医師を軟禁・暴行、病院破壊…
中国メディアなどによると、浙江省の病院で昨年10月、治療を受けた30歳代の男が手術の結果に不満を持ち、医師1人を刺殺、別の医師2人もナイフで刺し、けがを負わせた。
湖南省長沙市の病院では昨年9月、若い男が刃物で看護師3人を切りつける事件が発生した。男は4カ月前に整形美容科でひげの植毛手術を受けたが、手術結果に不満を募らせて、担当医に抗議。医師の説明に納得せずに、近くにいた看護師を切りつけたという,バーキン。
また、上海市では同月、6階建ての美容整形外科病院の屋上に女性が上り、屋上のへりに座ったり、看板の上をはい回るなどの行為を繰り返した。女性は数時間後に説得に応じて、保護されたが、以前に受けた豊胸手術が失敗したとして、同病院に抗議していた。
一方、2009年には福建省の病院で、腎結石の手術を受けた患者の容体が急変して死亡したことに対して、遺族が賠償を要求。拒否した病院に親族を引き連れて乗り込んで医師を軟禁したこともあった。
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