過去に出向先で酷い目に遭わされた人物。それが藤

原聖子。こいつも同じ会社から出向していた。初め

てこいつと一緒の出向先だった。こいつの口癖は自

慢げに

 

「私ほど〇〇な人はいない」

 

この言葉をしょっちゅう言っていた。

とにかく自分が一番ということをアピールしたい、

認めて欲しい、他人の一番は認めない、他人を褒

めない、自分中心に周囲を回させる、そんな面倒

くさい人間。

 

そして職場の女子全てを自分の支配下におくべく

話しかけ、自分のことを話し出し、面倒くさいこ

とを言いだしたり、業務中に仕事以外のメールを

送ってきて様々なことに誘ったりする。出向先で

そんなことよくできるな。

 

それに同調しなかったり、断ったりすると他の女

子にメールやトイレや廊下でその人の悪口を吹き

込む卑劣なことをしてくる。自分の思い通りに相

手が動かないと、周囲を巻き込み攻撃の手を緩め

ない。それが藤原聖子。勤務中も他人の悪口を言

うのがよく聞こえた。

 

ある時、藤原聖子にお昼ご飯に誘われた。自分は

上手いこと言って最初断ったが、ああだこうだ言

って誘いの手を全く緩めず、全く引き下がらなか

った。最後は自分が根負けし、その日は一緒に行

ったのだが、やはり二度と行くかと思った。

 

次は一緒に帰ろうと言われたけど、今度は根負け

しないと決めていたので、最後は強制的に勝手に

1人でタイムカードを押して退室した。

 

その次の日から藤原聖子が私の悪口を言い始めた。

明らかに私を避けるし、嫌な顔で業務の内容を伝

えてくる。悪口は自分の耳で聞いた。

 

自分はこれでやっと藤原聖子から離れられると思

ったけど、ねちねちしつこく色々なことをされ、

止まらなかった、そしてだんだん心が蝕まれてい

った。

 

メンタルの病院に通院するようになり、会社の上

に相談し、出向先を変わる運びとなった。正直、

やられた方が変わるのは悔しくて仕方なかった。

 

藤原聖子が出向先を変わればいいのに。

 

何度思ったことだろう。会社の上や出向先の上も

理解してくれたことが何より救いだった。だが、

今から考えると、やられた方が去るのはやり切れ

ない思いがある。

 

現在アラフィフの藤原聖子。堀田という恋人がい

ると言っていたが、結婚まで行っているかは分か

らない。

 

藤原聖子は他の人間の結婚も全く祝福しないし、

結婚報告をした当人の前で嫌な顔をして暗い声

で嫌みたらしくそっけなく

 

「ふーん、よかったね」

 

とその場の雰囲気を台無しにしても何も思わない

ひねくれた人間。何から何まで最低すぎる。

 

結局、ねちこく執拗に嫌がらせをされたことで、

通院費もたくさんかかったし、毎日心をえぐられ

るような日々で神経が衰弱した。

 

藤原聖子には憎しみしかない。深すぎる恨みと憎

悪の念しかない。あんな人間が現在も生きている

と思うと心の底から怒りがわいてくる。

 

温度関係など体の調子に色々不具合がある藤原聖

子。苦しんで生きていることを切に願う。世の中

自分のしたことは必ず跳ね返る。人のメンタルを

ズタズタにしやがって。苦難の道以外は許さない。

 

これが藤原聖子に滅茶苦茶にされた自分が持つリ

アルな感情。