※令和6年7月註釈
こちらの記事は過去のものになります。
今後は別の形式によるレッスンを行なう予定です。
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こんにちは!
京都市の絵画講師のニガムシカミコ(保育士試験お絵描き)です。
令和2年後期の保育士試験結果が発送されていますね!
私のもとにも、受講してくださった皆様や、SNSで交流してくださった受験生の皆様より、続々と結果ご報告のDMが届いています合格された皆様、おめでとうございます再挑戦の皆様、また一緒に頑張りましょう
皆様、限られた条件の中でその時出せる限りのお力を発揮されたことと思います。
今回の課題は少しひねりがありましたね
課題内容は…
・4歳児3名、保育士1名以上
・園庭で
・色水遊び(感触を楽しんだり、容器に入れたりする)
という内容でした。
何がひねりかというと…
◯まず、季節感です。
名言はされていませんでしたが、前期試験は夏っぽい課題(夏野菜の世話など)が出題されるなど、季節に合った出題の傾向がありました。
ですので受験生は、前期は夏服で夏っぽい遊び、後期は冬服で冬っぽい遊びの様子を描く練習をすることがセオリーでしたが…
今回はまさかの後期(12月)に水遊び
多分水関係の絵の練習をされておられなかった方もたくさんおられたと思います(前期は水系は絶対練習するのですが…)
冬服姿の練習ばかりされてきたと思うので、服装の表現も悩まれたことと思います。
◯前期とネタ被り!?
またこれまでの傾向として、「前期と後期の内容は関連しない」(同じようなものは連続的に出ない)という思い込みがありました
出題確率は「保育室での活動」が最も高く、園庭は低め…。前期に「園庭」が出題されたことで、後期は特に保育室にヤマを張られた方が多いことでしょう(私もです…)
しかも、前期と同じ「園庭で水関係の遊び」を被せてくるとは…完全に裏をかかれてしまいました…!自分の甘さを思い知った試験でした。予想問題、当てられずに申し訳ありませんでした。
◯園庭で造形遊び!?
また今回「色水遊び」という造形遊びの一種と、「園庭」という背景が結び付かずに読み間違えてしまう方が複数おられたようです。
「冬だから室内だろう」「造形遊びだから室内だろう」という固定観念に囚われず、フラットな視点で丁寧に読解することが非常に大切ですね…!
◯そもそも色水遊びって何…?
Twitterなどを拝見していると、「色水遊び」のイメージが具体的に湧きづらかった方が多かった印象です。
色水遊びは手軽に盛り上がれる題材なので、活動自体はそんなに珍しいものではないと思います。造形受験生は色々な保育関係の遊び紹介サイトなどを常に巡回して、現場の写真をたくさん見て具体的なイメージと知識を高めるようにしましょう。一度でも写真などを見たことがあると、イメージ表現の精度が全然違ってくると思います。また現場のイメージをより具体的に持っておくと、知らない遊びが出題された時も、読解で素早く発想することができるはずです。
↑以前、私も娘と自宅で色水遊びしました
お子さんが身近におられる方は、こうやって時々自宅で保育園っぽい活動をしておくのも具体的なイメージ作りに役立ちます。
そんなこんなで…
落ち着いて見れば課題内容自体はそんなに難しいものではなかったと思いますが、
様々なひっかけ要素が重なった出題だったと思います
ちなみに同じ条件で私も課題を描いてみました!
・やはり服装で迷いましたが
「屋外で感触を楽しみながら色水遊び」をイメージすると、夏設定が自然かな…と思い、夏服にしておきました。
・以前にテラスに机を出して色水遊びをしている保育園の写真を見たことがあったので、それをイメージしました。余力があればブルーシートも描きたかった。
・「人物の楽しそうな表情や動作」「容器に入れた色水の綺麗さ」が目立つ構図を意識しました。
一見風変わりな課題ですが、「保育室の机での作業」の構図の背景だけマルっと園庭に変えてしまえば、省エネで条件を満たした絵が描けます。
試験中はイチから構図を組み立てようとせず、練習で描いた絵から流用できないか、臨機応変に対応できると良いですね。
これまでは季節感に合った服装や活動、前回試験とは被らない内容の練習を中心にすれば良いかなと思っていたのですが、これからは季節や直近試験内容に囚われず、あらゆる活動を満遍なく練習していく必要があるな、とさらに気を引き締めて行かなければと思った次第であります
↑最も出題頻度の高い、保育室と園庭の構図を練習するコースです。
↑出題頻度は低いですが、抑えておきたいイレギュラー系の課題のコースです。
↑上記3コースをギュッと一つにまとめた総合的なコースです。
筆記試験終了後はタイトなスケジュールになりますが、今でしたらゆっくりとしたペースで取り組んでいただけます。
また今はオンラインのみですが、対面レッスンも開講予定です
↑趣味の色鉛筆画のコースです。
↓試験対策におすすめの画材道具についての記事です
来年度もよろしくお願いいたします