前々回から、絵本と現実が入り混じったコハルの生活ぶりについて描いています。
今も猛烈ガールコハルですが、昨年の2歳の頃は更に爆裂でした。


公園で目当ての滑り台に先客(初対面)がいると…
遊具を代わって貰える魔法の言葉ではない。
元ネタはこちら
全然ブランコを代わってくれないノンタンに向けて、仲間たちが発するセリフ。焦ったノンタンはようやくじゅんばんこします。

先客の子は長時間滑り台を独占していたわけでもなければ、私と2人で来ているのでコハルと一緒に帰ってくれる「みんな」もいないアセアセ恥ずかし&申し訳無さすぎる…ゲロー


他には


道ですれ違った、短パンとクロックス姿の見知らぬ男性に対し

元ネタはこちら…チーン
「くつしたはいてる すかーとはいてる はんずぼんはいてる げたのこもいる」
動物園のかばくんが、プールから子どもたちをローアングルで眺める場面です…。
色々なボトムや履き物の名称を覚えられたらことが嬉しかったのでしょうか滝汗

「かばくん」といえば、こんなことも
動物園常連の少年が、のんびり屋のかばくんに「起きてくれかばくん」「食べてくれかばくん」と呼びかけます。
この流れが気に入って、家でもよく私を朝起こすときに「起きてくれ~ママ」とか言ってましたアセアセ


こんな感じで、絵本は必ずしも大人が望むような美しいボキャブラリーや世界観を子どもの身につけてくれるものではありません滝汗だからといって私は作中の文章をわざときれいに言い換えて読んだり、大人にとって都合のいい道徳とか生活ルールの教科書のような本ばかり選んで読み聞かせたり…というのはしないでおこうと思っています。作者の遊び心とか言葉の微妙なニュアンスに触れることも、子どもの引き出しを広げるきっかけになると思っています。


大人にとって都合の悪い本といえば、これは結構キツいかも(笑)
コハルが新学期の登園渋り期真っ只中で買ってほしがった本。
「お母さんと別れるのが嫌で保育園でみんなで号泣したら、先生が家に電話してくれてお迎えが来てくれた」という話。親的にはめっちゃ都合悪いストーリーなんですが(笑)、登園渋り中の子どもにとっては自分の望みを代弁してくれてカタルシスのようなものを感じられるんじゃないかしら。
せなけいこさんのこのシリーズはしつけ絵本と捉えられがちだけど、「ねないこだれだ」も「いやだいやだ」も「ぷーぷーねこ」も子どもが言いたいことややりたいことをストレートに代弁することが目的の子ども目線の本かなと思う。

話は少し戻って「かばくん」ですが…
私はこれめっちゃ好きなんです照れ
前述した服装の名称もそうなんですが、大小の比較(かばよりちいさいかばの子、かばの子よりちいさいかめの子…)、曜日感覚(今日は日曜日、なんかうるさいと思った)、動物の食事(青いキャベツにとうもろこしを丸飲み)、1日の時間感覚(朝起きる、もう11時、食事、夜寝る)、動物園には「早起き」もいれば「おねぼう」もいる…。単純なストーリーの中にそういった幅広い「常識」をさり気なく散りばめています。「常識」に触れ始めたばかりの子には刺激的で面白いんじゃないかなぁ。構図や配色も各ページ変化に富んで大好きです。



長くなってしまいましたが、最後に…
今回のイラストはコハル2歳頃のエピソードです。3歳現在はこのようなことはございませんのでご安心(?)ください滝汗

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