子供の頃、よく教わった言葉がある。
今でもよく覚えています。

「人は自分と違う」

100人いれば100種の性格があるように、人は自分と違うという事をまず認識すべき。
早い話が十人十色という事です。

民主党に欠けているのはこの点。
鳩山前総理は、自分達日本人と中国・韓国人は同じだと思っている。
主義主張も性格もね。
しかし、中国・韓国人というのは正攻法のみならず裏工作や根回し。
そして敵対する国には圧力も辞さない。

今回、尖閣諸島問題で分かった事でしょう。
Twitterにも同じような論議が出る事はありますが、まずこれを認識せずに外交を行うと非常に危険。
日本には敵対する国がある。
その国と仲良くするならば、対応策を練りに練った上で当たらなければならない。

【中国の内情】
中国政府は仮想敵国を作り出し、その国を批判する事で支持を得ています。
ただ、これに水を差す出来事が起きています。
それは親日ブームです。
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現在上海万博にも見るように、親日ブームが密かに進行しています。
漫画であったり、アニメであったりと日本の文化は着実に浸透してきています。

国民に親日が増えれば、仮想敵国は韓国のみになってしまいます。
ただ、戦争での敵国としてインパクトが小さい韓国を使っても支持は得づらい。
ましてや、国内に「韓国と仲良くすべき」という声もあって、得策ではない。
やはり、日本を仮想敵国として使う方が好都合なのです。
そんな中起こった親日ブーム。

【現状維持への打開策】

これを打破する為に行われたのが、尖閣諸島への漁船派遣。
敢えて海上保安庁巡視船を妨害し、逮捕される事を目的として出港させます。
船長は逮捕され、事情聴取を受けます。
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最低でも国内追放と見ていた政府ですが、さすがに釈放そのものは予想していなかったでしょう。
しかしレアアースの日本輸出禁止や各種圧力によって、中国国民の多くはこれを支持した。

また、中国国内の97%が「尖閣諸島は中国のものだ」と答えたという事を発表する事で、更に世論の支持を得た。
実際は97%が支持していないかもしれません。
仮にそうだとしても、支持していない者も民族感情を共有する中国人は不支持から支持に回ります。

【言われ無き軍拡と危機意識を持つ台湾】
また尖閣諸島が中国のものとなれば、中国が欲しがる台湾をぐるりとEEZで囲う事が出来ます。
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中国は沖縄の領有権も主張しています。
そうなれば、一気にEEZは大きくなる訳です。

中国は年々軍事予算を拡大しており、その脅威はアメリカ政府も認める所です。
中国が暴挙に出る可能性を考えても、日本にメリットは一切ありません。

【要求は尽きない】

先日のTwitterでも討論したのですが、「尖閣ぐらいなら渡してしまい、主張を終結させよう」という議論がありました。
彼らの性格からして、渡したとしても要求が終わるとは到底思えません。
仮に「分かりました」という承諾ではなく、「くれてやった」という論理だとしても、それはこちらの都合であり自己満足に他なりません。
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寧ろ、中国政府は「ラッキー♪」ぐらいにしか受け取らないでしょう。
そして主張は沖縄の領有権へと移ってくるでしょう。
中国・韓国と付き合う上で重要なのは、きちっとした対策や備えです。
これは多くの専門家も指摘している点で、漠然と対応すればスキに付け込んできます。
彼らが強引に見えるのはその為です。

気楽に彼らが仲間だと近づいて行けば火傷を負う。
それが彼らの性格であり、日本人とは真逆の性格をしています。

【尖閣諸島は日本の領土である】

誰が何と言おうが、尖閣諸島は日本の領土です。
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尖閣諸島問題は起きていないと与野党議員は言っていますが、ここは一旦改めて主張すべきであると私は考えます。
尖閣諸島を移譲してしまえば、

・有事の際の行動制限
・台湾の中国化推進
・海底資源の移譲
・操業範囲の制限

となります。
これは避けねばなりません。