2010参院選とちぎ 4政党幹部ら熱い火花

2010年7月8日
 11日の投開票まであとわずかとなった参院選。栃木選挙区(改選数1)では候補者のみならず、応援弁士たちも熱い火花を散らしてきた。彼らの力強い演説から、4陣営の舌戦を振り返る。 (小倉貞俊)

◇民主党

 ◆「菅さんは自分でつくった政党の代表選挙に七回出て、三勝四敗の負け越し。これだけ負けても総理になりたいという人は本物ですよ、皆さん」(細野豪志幹事長代理、六月二十二日・栃木市で)
 ◆「自民党の議員に『公共事業費を削った』と怒られたが、『自分たちの地域さえ潤えばいい』と借金をじゃぶじゃぶ増やしてきたあなた方に言われたくない」(前原誠司国土交通相、五月二十六日・宇都宮市で)
 ◆「半世紀にわたって前の政権が見落としてきた税金の浪費を、一個一個総点検していく」(蓮舫行政刷新担当相、五月一日・同市で)

◇自民党

 ◆「九カ月間、民主党政権を見てきた。ぶれる、隠す、逃げる、詭弁(きべん)をろうする。誠意のない政治だ」(大島理森幹事長、七月五日・同市で)
 ◆「民主党の乱暴な政治をほっておくと、やがて日本丸は座礁し、沈没してしまう」(谷垣禎一総裁、六月二十七日・同市で)
 ◆「(子ども手当と普天間飛行場問題に触れ)民主政権がうまいのは、ハードルを上げること。そして上げたハードルを越えられず、見事に国民を失望させることだ」(小泉進次郎衆院議員、四月二十四日・小山市で)

◇共産党

 ◆「これほど暮らしが大変なときに、大企業を助けるためにうそばっかりついて庶民からがっぽり取ろうというのが消費税(の増税)だ」(市田忠義書記局長、六月二十五日・宇都宮市で)

◇みんなの党

 ◆「小沢さんにはゼネコン疑惑があるが、鳩山さんにはマザコン疑惑がある。母上からお金をもらっていた」(渡辺喜美代表、五月十六日・同市で)



あらかじめ言っておく。
公共事業費は年間5兆円程度であり、それ自体は国債発行額に大きな影響を与えてはいない。
むしろ、大きな影響を与えているのは地方交付税の20兆円。
そして、言わずと知れた30兆円の社会保障費だ。
安倍政権時、地方交付税を削ろうとしたら地方からクソミソに言われ、社会保障費を少しでも軽減する為に後期高齢者医療制度を作れば老人からギャーギャー言われる。

つまり、多くの国民は
「政府の再建を求め、」
「借金をしない政府を作る」
と口では言いつつも、自分達の支払う税額が大きくなるのを拒否している訳だ。
言うなれば、国民こそが

「言っている事とやっている事が違う」

公共事業は、使う者が税を負担する。
老人の使う頻度が多いなら、老人が負担をするのは当然。
そして、ここは大きい声で反論しておこうと思う。

自分達が若い時に、手取りが減るからと年金保険料を支払い拒否してきた結果が今日であるにも関わらず、いざ貰う時になったらゴネて「年寄りを虐める」って、自分の撒いたタネだろうが。政府に責任転換するなよ。

と言いたい。
そうなるのが分かっていながら、なぜ保険料の支払いを拒否していたのだ?
拒否していたなら、自分の老後を考えて貯蓄ぐらいしていたんだろ?
それを使いたくないだけだろ?
所得割合がそれを証明している。
年齢が上であればある程、貯蓄額が大きいのだ。
我が子。そして、孫達に金を残してやりたいのは分かる。
しかし、それでゴネていたら孫達が負担すべき税額がどのようなものになるかぐらい予想付くだろう。

これは年寄り虐めじゃない。
成るべくして成った結果だ。
ならば、年金保険料の納付率によって医療制度の負担割合を計算するとか、方法はいくらでもあるだろう。
むしろ、きちんと年金保険料を納めた方には多めに支給するという方法もあるだろう。
まぁ、そうしたらしたで公平じゃないとか虐めと叫ぶんだろう?

散々、安倍元総理が「ご理解頂きたい」と言っていたにも関わらず、自分達の払う分が増えるからとゴネただけだろうが。
挙げ句、それでも尚強行すると分かれば「支持しない」と答える。まず正すべきはそういう姿勢なのではないか?


ちょっと何か規制・付与に差が出れば、年寄り虐めだと叫ぶ。
公平じゃないと言い出す。
きちっと保険料を払っていた方には、それ相応のメリットが生ずるは当たり前。
これを公平というのだ。
それは、現代の保険料にも適用すべきであると私は思う。

結局は、自民党が野党へ転落したのは
「国民の自分勝手」
「過剰な報道」
「嘘のマニフェスト」
が要因であった訳だ。
本当に国を思うなら、負担すべきものは負担をし、削れるモノは削る。
個人が自分だけの事を思っていては、再建は不可能だ。