菅総理 口蹄疫対策本部会合を途中退席
理由は民主党広報用の写真撮影

AddClips ブックマークに登録 10-06-13 11:24 配信

菅直人首相は6月10日口蹄疫対策本部会合を途中退席していた。しかもその理由は民主党広報用の写真撮影だった。

 6月10日は口蹄疫被害が都城に広がった日だ。宮崎だけではなく全国の畜産農家が大きな不安に包まれ、都城では一刻を争う防疫対策に取り組む中、宮崎は新総理の対応に大きな期待を寄せていた。それだけに「どこまで馬鹿にされなければならないんだ」と畜産農家は憤りをあらわにした。

 テレビや新聞各紙の報道は概ね以下のように報道された
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家畜伝染病の口蹄疫被害が宮崎県都城市に拡大したことを受け、菅直人首相は10日午前、首相官邸で閣僚で構成する口蹄疫対策本部の会合を緊急開催し「危険な意味での節目だ。迅速な初動対応が何より重要。緊張感を持って一丸となって対応していきたい」と述べ、菅内閣として被害拡大の防止に全力を挙げる方針を確認した。

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鳩山前総理がようやく宮崎入りし「一緒に頑張ろう」と言った翌日に辞任「騙された」と声を震わせた畜産農家は、「次の総理には」と期待していた。その中でこの報道だけを見ると菅内閣は誠実に期待に応えているように見える。

「また騙された」「どこまで馬鹿にすれば気が済むんだ」と畜産農家の憤りは頂点に。
しかし総理はこの極めて重要な会合をほっぽり出して、民主党広報用写真撮影をしていたのだ。おそらくメイクをして、にっこり笑みを浮かべてモデルを務めていたのだろう。「緊張感を持って一丸となって対応していきたい」という総理自身に全く緊張感がなく口蹄疫より選挙が第一、言葉は「うそばっかりだ」「選挙用パフォーマンスだ」(畜産農家の声)ということを自ら証明した。

それもそのはず、この日は国内最大規模の畜産地帯都城市でも感染が確認され宮崎県は牛208頭を殺処分した日だ。都城市は川南町など県東部から約50キロ離れている。政府の感染封じ込め策が失敗していたことが明らかになったのだ。全国の畜産農家は大きな不安に包まれ、都城や隣接する鹿児島県では一刻を争う防疫対策に追われ、政府の新しい対策や感染ルートの解明を望んでいた。口蹄疫対策本部でやらなければならないことは山ほどあるはずだ。なぜこんな緊急事態に対策本部を途中退席してまで広報用写真を撮影する必要があったのか。そんなことをやっている場合ではないと普通の日本人なら思うはずだ、菅直人総理は宮崎や日本のことなどどうでもいいのだ。

民主党の広報用写真がどのようなものか注目してみたい。宮崎県民、全国の畜産農家の方々はその写真をどのような思いで見るだろうか。「緊張感を持って一丸となって対応していきたい」と言いながら途中退席して、ニッコリ写真撮影。畜産農家から「鳩山以下」と言われても当然だ。
http://www.yamatopress.com/c/11/17/2674/



これについては、10日の午前に書いた通りだ。
民主党は国益や危機管理など考えていない。
考えているのは、選挙の事のみ。
だからパフォーマンスと表面上の体裁に拘る。
選挙の事しか考えていない民主党に、何かを期待する方がそもそもの間違い。
もちろん、宮崎県や周辺地域で畜産業を営む方々は、頼る先が県や政府しかないのは事実。
しかし、政府が建前のみ重視している以上は、100%アテにするのは間違いだ。

仮に自民党だったとしてどうだろう?
自民党とて党ではあるから、選挙で勝たねばならない。
しかし、広報用の写真撮影は後回しにしただろう。
きっちりやる事もやるけど、余計な事もやるのが自民党。
建前をのみを重視して、裏で隠れもせず堂々とこのような事をするのが民主党。

それは様々な事にも表れている。
マニフェストが建前であり、本音がINDEX2009。
官内閣が建前であり、本音が小沢内閣。
日米安保が建前であり、本音がアジア重視。
すべて建前と本音が違う。
嘘つき民主党と言われる所以はここにある。

国民すらも欺く政党に、政党である資格どころか議員である資格すら無い。

期待するのは勝手だが、根拠のない期待に未来はない。